「介護福祉士」の初任給、全国平均は20万8905円 最も高い都道府県は…23万9861円の東京都

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介護の⼈材採⽤メディア『みんなの介護求人』を運営する株式会社クーリエ(東京都渋⾕区)は、「介護福祉士の初任給および資格を取得することによる給与の上昇額」について調査を実施しました。その結果、介護福祉士資格を必須条件としている求人の初任給の下限額を都道府県別にみると、東京都が「23万9861円」で1位となり、全国平均では「20万8905円」となりました。また、介護福祉士資格を取得することで月額給与が1割程アップすることも分かったそうです。

調査は、2022年3月に同メディアに掲載中の求人のうち、職種を「介護職・ヘルパー」に絞り、介護福祉士資格を必須としている正社員の求人の月額給与下限額の平均値を算出。また、同条件で介護福祉士資格を必須としない場合の月額給与下限額の平均値と比較することで、介護福祉士資格を取得することによる月額給与下限額の上昇額を算出したといいます。

まず、「介護福祉士資格を必須条件としている求人の初任給の下限額」を都道府県別にランキング化したところ、1位「東京都」(23万9861円)、2位「神奈川県」(23万8497円)、3位「千葉県」(23万2978円)、4位「埼玉県」(22万5437円)と首都圏1都3県が上位を占めています。

また、5位以下をみると、5位「大阪府」(22万4092円)、6位「愛知県」(21万7340円)、7位「奈良県」(21万5703円)、8位「兵庫県」(21万1583円)、9位「静岡県」(21万395円)、10位「京都府」(20万9735円)と、関西エリアが多くランクインする結果となり、全国平均は「20万8905円」でした。

なお、求人票では「20万~25万円(経験による)」など、月額給与額に下限と上限を設定していることが多いため、本調査では下限の値を採用しているといいます。

続いて、「介護福祉士資格を応募条件としていない求人との差額」を調査したところ、全国平均で「1万5431円」アップしていることが分かりました。

これを都道府県別でランキング化してみると、1位「徳島県」(2万9720円)、2位「千葉県」(2万4502円)、3位「奈良県」(2万3685円)、4位「山口県」(2万3295円)、5位「神奈川県」(2万649円)、6位「広島県」(2万589円)、7位「静岡県」(2万514円)、8位「山梨県」(1万8776円)、9位「大阪府」(1万8043円)、10位「福岡県」(1万7775円)となり、平均「2万円以上」アップする自治体は計7県で、介護福祉士資格を取得することで、月額給与が1割程アップすることが分かったそうです。

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