大町市「モンキードッグ」の活躍と害獣被害への効果
ーー「モンキードッグ」導入後、大町市の住民の方々や農家の方たちの反応はいかがですか?
「犬の動きは人間がニホンザルを追うスピードより桁違いに速く、サルの怖がり方も尋常ではないため、追い払いの効果は非常に高いです。住民の方々や農家の方々からも、『モンキードッグ』がいるとサルが近寄りづらくなって安心とのお声をいただいています。継続的な追い払いの実施により、サルが『モンキードッグ』を避けて、その周辺を迂回するような行動が見受けられます」
ーー「モンキードッグ」の育成には、1頭あたり27万円の訓練費用がかかるそうですね。活動を支援したい場合、どういった方法がありますか?
「ご支援いただく方法としては、①『ふるさと納税』をご利用いただく方法と、②寄付の制度をご利用いただく方法があります。『ふるさと納税』に関しましては、使途区分『その他』をご選択の上、応援メッセージ欄に支援したい事業等を挙げていただけますと、指定の事業をご支援いただける形となり、返礼品をお受け取りいただけます。『寄付の制度』をご利用いただく場合は、『寄付採納届』を提出していただくことにより、支援したい事業の担当課へ直接寄付を行うことができます。ただし、準備等の都合上、あらかじめ担当課までご連絡をいただくようお願いいたします」
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農作物を荒らす「ニホンザル」のみを追い払う、賢くて頼もしい「モンキードッグ」。 基本的な服従訓練に加え、人間はもちろん、サル以外の動物は威嚇しない、サルを追い払ったら戻ってくるなど、人の命令に必ず従うようにしっかりと訓練されています。
大町市の公式サイトによると、2005年に初めて「モンキードッグ」を導入後、わずか2ヶ月で、常時40~50頭の群れで出没していたサルが激減。追払いを繰り返し行なった結果、「この場所には常に天敵(犬)がいる!」と認識したサルが寄り付かなくなり、農作物への被害もほぼなくなったそうです。