「SUP体験で飼い主が水に落ちたら犬がどう反応するのか期待してたら自ら川に飛び込み一目散にインストラクターのボードに泳いで行ったので犬は賢い」とつぶやき、旅客(@vc10derness)さんがTwitterに投稿した写真が話題です。
そこに写っていたのは、愛犬とSUP(スタンドアップパドル)体験を楽しんでいた飼い主さんがボードから湖に落下!すると、犬は勇敢にも自ら水の中にダイブ!そして、ボードにつかまる飼い主さん……ではなく、一目散に泳ぎ着いた先はインストラクターさんのボード!
「最も生存確率が高い選択を瞬時に判断する…」「飼い主の危機をインストラクターさんに伝えに行ったんじゃないかな?」「飼い主の救助は自分の手に余ると考えて瞬時にインストラクターに助力を求める。天才」と、絶賛のリプライが寄せられたワンちゃんの的確な判断と行動について、投稿者の旅客さんにお話を聞きました。
「自らの安全を確保したのかと」「猫なら確実にそう」
「一目散で自らの安全を確保したのかと思いました」「これが猫だったら確実にそう」と、その行動について愉快な分析も交わされていたのは、旅客さんの愛犬で、2歳になるコーギーの女の子、スピカちゃん。引っ越しの際、大きさがわかる写真を…という管理会社の依頼で撮影した、バインダーと並ぶ可愛い姿でも話題になりました。「人懐っこい性格で、好奇心旺盛だけどビビり」というスピカちゃんが取った行動について、飼い主の旅客さんにお話を伺いました。
ひたすら真顔で泳いでいました
ーー「水に落ちた飼い主さん」が旅客さんでしょうか?
「はい。撮影はインストラクターの方がしてくれました。決定的瞬間を捉えてもらい、感謝です(笑)。最初のうちはスピカをボードに乗せたまま、わざと水に入って様子を見たりしていました。その時のスピカは、ボードの上からただこちらを見ているだけでした。何度か様子を見ているうちに、本当にうっかり落ちてしまいました…」
ーーその直後、スピカちゃんは自ら水の中に飛び込み、インストラクターさんのボードに向かって泳いでいったそうですね。
「その姿を見て率直に、こんなに泳げるんだ!とびっくりしました。ひたすら真顔で泳いでいた様子がおかしくもあり、可愛くもあり、健気でもあり…。あとは、本当に一目散にインストラクターさんのボードを目指していたので、ちゃんと周囲の状況を把握しているんだ、賢いな~!と感心していました」
ーーリプ欄でみなさんがいろんな解釈をされていましたが、旅客さんも、「こいつら『場のリーダーを判定する能力』が高精度で備わってると思う」と、ツイートされていましたね。
「飼い主がボードから落ちたので、その場で一番安全な場所を判断してインストラクターさんのボードに向かったものだと思っていました。実は近くに妻が乗ったボードもあったのですが、そちらには見向きもせず…。その行動をどう解釈するにせよ、スピカが自分で考えて行動した、ということ自体が愛おしいです。本当にインストラクターさんに助けを呼びに行ってくれたのであれば感動ですが(笑)」
SUP体験後は、自ら川遊びをしています
ーー「この時初めて泳げることが判明」とツイートされていましたが、スピカちゃんが「泳いだ」のはこの時が初めてだったそうですね。
「ドッグプールなども未経験だったので、実は泳ぐところは飼い主も初めて見ました(笑)。もともと水に濡れるのがあまり好きではない様子だったのと、ちょっとビビりな性格なので、SUP体験に行く1週間くらい前から、毎日の散歩の際に、近所の川で水遊びをさせて、水に慣らしてはいました。
おかげで、ボードにはすんなり乗ってくれましたが、水面に漕ぎ出た直後はかなり緊張した様子だったので、自ら飛び込んで泳いだ時は、本当に覚悟を決めたんだろうな、と思います。ちなみに、今回のSUP体験後は、近所の川に自らバチャバチャ入って遊ぶようになりました(笑)」
ーーインストラクターさんのボードに泳ぎ着いた後のスピカちゃんと旅客さんはどうなったのでしょうか?
「スピカは、インストラクターさんのボードの上に乗った後、飼い主が自力でボードに這い上がるのを眺めていました…。その後、飼い主のボードを近づけると、ぴょんと飛んで戻ってきてくれました」
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今回、旅客さんが利用した「SUPniseko」の愛犬と一緒にSUPが体験できるコースでは、スピカちゃんも着用していた犬用のライフジャケットもレンタルできるとのことです。