長野県でリードも飼い主もいない犬が歩いてた→実は「モンキードッグ」…サルを追い払うエリート犬とは?

はやかわ かな はやかわ かな

『モンキードッグ』との初めての遭遇

ーーclavisさんはこの日、どんな状況で「モンキードッグ」に遭遇されたのですか?

「観光旅行で大町市に来ていて、妻と一緒にレンタサイクルで木崎湖を一周していたところ、遭遇しました。ツイートしたように、リードも飼い主の姿もない犬が突然出てきたことにも驚きましたが、野犬や迷い犬とは明らかに違う足取りで、トコトコ歩いている様子が目を引きました。

ゼッケンに『モンキードッグ』と記してあったので、すぐにスマホで検索して『モンキードッグ』の概要を知りました。検索中に犬は先に進んでいなくなっていましたが、しばらく自転車を走らせていると、先ほどの犬の姿が再び見えてきて、後ろから追い抜く形になりました。追い抜き際にどうしても犬が気になり、自転車を止めて振り返ると、我々の真横まで来てくれて、その後は投稿した写真のような感じで、少しの間、一緒にいてくれました」

ーーかなり山間の農道に見えますが、やはりサルがいそうな雰囲気でしたか?

「サルは見ませんでしたし、いそうな感じもしませんでした。スマホで音楽をかけながら妻と一緒に自転車を漕いでいたので、それでサルが近づかなかったのかもしれません」

遠目からでも「特別な犬」と感じた

ーー実際に仕事をしている「モンキードッグ」をご覧になったご感想は…?

「こんな風に言っていいかわかりませんが、一見、犬がベストをつけて単独で散歩をしてるように見えるのんびりとした雰囲気と、実はそれが地元自治体の正式な取り組みであり、適性検査と約5ヶ月もの訓練が必要で、さらに農作物の被害を防ぐ効果もしっかり出しているという、”ギャップ”に驚きましたし、頼もしさも感じました。

我々が出会ったモンキードッグは、どっしりと落ち着いていて、まっすぐ前を向き、しかも一定のペースをキープして歩いていたため、遠目からでも、『何か特別な犬かも…』という感じがしました。横から追い抜く際は、仕事中の犬特有の集中している感じがあったので、無視されるかなと思ったのですが、止まってしばらく一緒にいてくれたので、何だか思わぬサービスをしてもらった気分で、すごく嬉しかったです」

ーー撮影後、モンキードッグはまたパトロールを再開したようでしたか?

「我々が再度自転車を漕ぎ出した後も、しばらくは写真のように伏せたままでした。すぐに下り坂になったので、犬の姿は見えなくなりました」

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