【作業】手洗い洗車の手順
手洗い洗車にかかる時間はおよそ1時間半~2時間程度で、以下のような工程があります。
・手順①…水洗い(10分)
・手順②…カーシャンプーで洗う(30~50分)
・手順③… 拭き上げて乾燥(20~30分)
▽手順①…水洗い(10分)
【ポイント】
・流す順番は「上から下」が基本
・汚れやすいタイヤ・ホイールは重点的に
水洗いの目的は、ボディに付着している砂埃や鉄紛を取り除くことです。これらが付着したままスポンジで擦ると、ボディが傷つく可能性があります。
洗い流す時は、汚れが下へ移動するよう、ボディの上から下へと流しましょう。汚れが付きやすいタイヤ・ホイール部分は特に重点的に洗うようにしてください。
▽手順②…カーシャンプーで洗う(30~50分)
【ポイント】
・きめ細かい泡を作る
・洗車の順番も「上から下」が基本
・スポンジは一方向に動かす
カーシャンプーの泡は、ボディとスポンジの間のクッション材の役割を果たします。泡の層ができることでボディを傷つけにくくなるので、丁寧に泡を作りましょう。
まずはカーシャンプーをバケツに入れ、その上からホースで円を描くように水を入れていきます。泡ができたらボディを洗います。洗車の順番は水洗いと同様に「上から下」が基本です。
<順番>ルーフ→窓ガラス→ボンネット・トランク→サイド→バンパータイヤ・ホイール
ただしタイヤとホイールの汚れが酷い場合は、汚れが飛散して洗車済みの箇所まで汚してしまわないように、先にタイヤやホイールを洗うことも考えましょう。
洗う時のもう一つのポイントは、スポンジの動かし方です。スポンジは一方向に、ムラなく泡を伸ばすように動かしましょう。スポンジにシャンプー液をつけ直す時は、一度スポンジを水でゆすいでからつけ直してください。
▽手順③…拭き上げて乾燥(20~30分)
【ポイント】
・素早く一方向に拭き上げる
・クロスが汚れたらこまめに洗う
カーシャンプーで洗った後は、水アカが付かないよう早めにボディを拭き上げます。
拭く時はスポンジで洗う時と同じように、一方向にクロスを動かします。 クロスが汚れたらクロスそのものを洗い、しっかり絞って他の部分も拭いていきましょう。
よくある質問
▽Q. セルフ洗車と手洗い洗車はどちらの方が良い?
A.仕上がりを重視するのであれば、手洗い洗車をおすすめします。洗車によるキズが付きにくく、また洗い残しも少ないです。
しかし手洗い洗車は時間がかかり、労力も必要です。その点、セルフ洗車機の場合は特に手間もかからず、5~10分程度で洗車が完了します。そのため時間と手間をかけたくない場合は洗車機の方が良いでしょう。
▽Q. 洗車に適した天気と時間帯は?
A.洗車に適しているのは、風のない曇った日の朝か夕方以降です。
風があると砂埃などが舞いやすく、せっかく洗ったクルマに汚れが付着してしまいます。
また晴れていると水分がすぐに蒸発してしまうため、水アカやシミの原因になります。日光を受けやすい日中も控えましょう。
▽Q. 洗車はどれくらいの頻度でするべき?
A.洗車の頻度は月に1回がオススメです。汚れを長期間放置すると、塗装が傷みやすくなります。また表面に付着した汚れでキズが付いてしまう可能性もあります。
砂埃の多い春先などは、できれば隔週で洗車すると良いでしょう。
▽Q. コーティングやワックスはどのタイミングでするの?
A.コーティングやワックスは洗車・乾燥後に塗布するのが一般的です。
ただし商品によって塗布のタイミングは違いますので、購入した商品を確認しましょう。
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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!
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