クルマに「ドアバイザー」は必要? 装着率が減っている「今どき」な理由とは

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

「ドアバイザー」はクルマの窓ガラスの上に付ける屋根のような樹脂製パーツで、別名「サイドバイザー」ともいいます。ドアバイザーの装着率は年々減少しており、「いらない」「付けて後悔した」という人も少なくありません。後付け・取り外しが可能な装備なので、新車購入でも無理に付ける必要はないでしょう。ここでは装着のメリット・デメリットや費用相場をご紹介しています。

現在は「不要派」が増加

ドアバイザーの主な用途は換気をしやすくすることです。ドアバイザーがあれば雨の日でも窓を開けて換気が可能です。またドアバイザーがない車両と比べて車上荒らしに遭いにくく、夏の駐車場で車内に熱がこもるのも防いでくれます。

しかし最近は以下のような理由から、「小まめに窓を開けて換気する」というニーズが減少し、ドアバイザーを装着しない人が増えています。

・空調設備の性能向上
・車内で喫煙する人の減少

現在のクルマは、外気導入を最大限に活用すれば数分で空気の入れ替えを完了できます。また喫煙者の数も減少し、窓を開けて換気する人が少なくなっています。タバコ離れがクルマの装備にも影響を及ぼしているのです。

▽いざとなれば後付けや取り外しが可能

ドアバイザーは新車購入時のオプションで選択することが多く、購入前に必要か悩む人も多いです。しかしドアバイザーは、後付けや取り外しが可能です。「購入までに決めなければ」と考えず、悩むようであれば後付けも検討しましょう。

ドアバイザーのメリット・デメリット

ドアバイザーは換気や防犯に役立つ一方、外観への影響や風切り音の発生といったデメリットがあります。

▽メリット

・雨の日でも換気しやすい
・換気で車酔いの軽減に繋がる
・防犯対策になる

冒頭でもご紹介したように、装着の主なメリットはクルマの換気がしやすくなることです。車内の臭いが気になる人だけでなく、車酔いをしやすい人にとっても便利でしょう。またドアバイザーがあれば、隙間からクルマを開錠されたり、窓をこじ開けられたりすることを低減できます。

▽デメリット

・風切り音が生じやすい
・キレイに洗車しにくい
・外観に影響が出る
・左右後方の確認がしづらくなることも

ドアバイザーを装着すると、加速した状態では風切り音が発生しやすくなります。そのため解放感のあるドライブを楽しみたい人には、ドアバイザーは向かないでしょう。 また「クルマのデザインが気に入っている」「キレイな状態を保ちたい」といった人にも、ドアバイザーは向きません。

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