あおられないための予防策
妨害運転罪の制定によりあおり運転がなくなれば良いのですが、未だにあおり運転による事故は起きています。あおり運転されないためにも、以下の4つの予防策をとるのがお勧めです。
・事前にドラレコやステッカーを準備
・周りの走行スピードに合わせる
・追い越し車線の走行は必要最低限に
・「挑発」だと取られる運転は避ける
▽予防策① ドラレコやステッカーなど対策グッズを活用
あおり運転予防グッズを事前に用意しておくと、あおり運転に遭った時にも慌てずに対応ができます。代表的なグッズとして、以下のようなものがあります。
・「録画中」「ドライブレコーダー搭載」などのステッカー
・ドライブレコーダー
・車載ハンズフリーキット
この3つが揃えば、ステッカーであおり運転を予防し、ドライブレコーダーで証拠を残し、車載ハンズフリーキットでスムーズに通報することができます。特に忘れがちなのがハンズフリーキット。「運転に必死で電話できない」「携帯が見つからない」ということがないように、普段からハンズフリーキットに電話をセットしておくと安心です。
▽予防策② 周りの走行スピードに合わせる
あまりに低速で走っていて周りの走行の妨害をしてしまうと、それに苛立ったクルマからあおり運転を受ける可能性があります。高速道路では法定最低速度が時速50kmに設定されている通り、あまりにスピードが遅いと却って危険です。そのため、周りのスピードに合わせた走行を心掛けましょう。
▽予防策③ 追い越し車線の走行は必要最低限に
「追い越し車線で邪魔をされた(と思った)」というのも、あおり運転をした人がよく口にする理由です。
だからといってあおり運転が許される訳ではありませんが、そもそも追い越し車線は「追い越しを目的にする時にだけ」走行することが認められている車線です。交通ルールの観点からも追い越し車線の利用は必要な時だけにし、追い越しを終えたら左の車線に移るようにしましょう。
また後ろから自分より速い速度でクルマが走ってきたときは、邪魔しないように早めに車線を譲るのも重要です。
▽予防策④ 「挑発」だと取られる運転は避ける
あおり運転をした理由を聞くと、非常に些細なことを「挑発や嫌がらせだと感じた」と答える人も多いです。
特に急な車線変更は「割り込んだ」と思われる可能性もありますし、急ブレーキや急アクセルも「嫌がらせだ」と解釈される可能性もあります。
些細なきっかけから執拗なあおり運転に繋がったケースもありますし、そうでなくても急な車線変更やアクセル・ブレーキは危険です。安全に走行するためにも、余裕を持った運転を心掛けましょう。