栃木県にある「烏山自動車学校」の公式ツイッターアカウントが投稿した「連休の高速道路あるある」が大きな反響を呼んでいます。
同アカウントは年末年始、久しぶりに高速道路を利用するドライバーに向け「追い越しが終わったら左側に戻りましょう」「車間距離を詰めても早く着くことはありません」と投稿。ユーザーからは「ほんとにこの通り」「これは広がって欲しい」「ずっと追い越し車線を走る車いますね」「土日祝によく見かける」「今日も見ました」「自分のことしか考えない人ばっかり」「これが分からない人は高速乗らないで」などの反応が寄せられています。
連休の高速道路で「非常に多く見る」
同校のツイッター担当者はまいどなニュースの取材に対し、「連休の高速道路では、追い越し車線を車間距離を詰めて走り続けるドライバーを非常に多く見かけますが、危険な上に、効果が少ないことを知ってもらいたいと思い投稿しました」と説明。
車間距離を詰めることで「前の車が減速する→ブレーキ→後ろの車もブレーキ→その後ろの車もブレーキ→以下続く…→流れが悪くなる」と悪循環が起こり、渋滞や事故の原因になることもあり得るため、「追い越しが終わったら走行車線に戻り、適切な車間距離を保持することが大切です。車間距離を取ることによって不要な加減速が少なくなり、前方の視界が開けて追突事故防止に効果があります」とアドバイスしてくれました。
県警高速隊「通行帯違反です」
神奈川県警察の高速道路交通警察隊ではホームページの中で、「走行車線に通行車両がないのに追い越し車線をそのまま通行し続けたり、追い越しが終わり、元の走行車線に戻ることができるにも関わらず、追い越し車線を通行し続けることは、通行帯違反です」と注意。追い越し車線ばかりを走り続けることにより、次の3つの危険があると指摘しています。
(1)だんだんと速度が上がり、運転操作を誤る→単独事故
(2)いつの間にか前の車をあおって接近する→追突事故
(3)前の車が左へ車線変更すると、退いた先には落下物や故障車が。避けられない→衝突事故
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NEXCO東日本(東京都千代田区)とNEXCO西日本(大阪市北区)がそれぞれ発表した年末年始期間中の高速道路渋滞予測によると、下り方面では1月2日、上り方面では2日と3日に渋滞が多発する見込みです。