阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を祝う記念パレードが23日、大阪市と神戸市で同時開催される。交通誘導や安全管理などで5億円かかると見込まれている費用は、企業の協賛や個人からの寄付などで賄う方針だが、22日午後3時現在、クラウドファンディング(CF)で集まった支援総額は目標金額の20%にも届いていない。
パレードは大阪市の御堂筋と、神戸市の三宮の2会場で実施。大阪会場では午前11時からオリックス、午後2時から阪神が、兵庫会場では午前11時から阪神、午後2時からオリックスがそれぞれパレードする。
主催は関西経済連合会や大阪府、兵庫県などでつくる「兵庫・大阪連携『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』〜2025年大阪・関西万博500日前!〜実行委員会」。支援は3000円から1000万円まで8段階あり、金額によって限定オリジナルデザインのキーホルダーやTシャツ、ユニフォームなどのリターンが用意されている。
パレード前日の22日午後3時現在、支援の総額は1万2012人から寄せられた計9347万9000円。目標金額5億円の約18.7%にとどまっている。CFサイトの説明によると、支援の募集は11月30日午後11時までで、このプロジェクトは目標金額の達成の有無に関わらず実行者が支援金を受け取る「All in方式」。公金の投入はなく、目標金額に届かなかった場合でも企業協賛を募り、予定通りの内容で「実行致します」としている。
支援者からは「試合感動しました、ありがとう」「頑張ってください!」「元気に盛り上がろう!」などの応援コメントが寄せられている。