蛇口からぐびぐび 水道水美味しい都道府県ランキング 3位鳥取、2位青森、1位はやはり信濃の国 ワースト1位は…

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水道水をそのまま飲める水の美味しい都道府県はどこなのでしょうか。全国の10~60代以上の男女1613人に「水道水の満足度」に関する調査を実施したところ、水道水の満足度が高い都道府県の1位は「長野県」、一方、満足度が低い都道府県1位は「沖縄県」となりました。

株式会社ホワイトループ(東京都渋谷区)が運営する地域特化型ランキングサイト『LOCAL BEST(ローカルベスト)』が、2023年6月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、「水道水の満足度ランキング」の1位は「長野県」(満足度86.7)でした。次いで、2位「青森県」(同83.3)、3位「鳥取県」(同80.0)、4位「熊本県」(同77.8)、5位「新潟県」(同75.9)と続き、豊かな自然と水源を有する都道府県が上位に並びました。

調査結果について同サイトは、「水道水の味を決めるのは水源の綺麗さだけではないですが、水源が綺麗であれば浄化薬剤や殺菌用塩素の量がわずかで済むため、やはり美味しい水道水を作ることができます」と説明。

「北アルプスを有する長野県、八甲田連峰を有する青森県、奥大山を有する鳥取県、阿蘇山を有する熊本県が上位に並んでいるのは、やはり美味しい水道水を作るには水源の綺麗さが重要であることを示しています」とコメントしています。

 回答者からは、「子供から大人までみんな水道水の水をそのまま飲みます(長野県/40代男性)」、「蛇口をひねるとミネラルウォーターが出てくるような感覚(青森県/40代女性)」、「県外の友人が来ると必ず水が美味しいと言われる(熊本県/20代女性)」などの声が寄せられていました。

一方、ランキングを「満足度が低い」順にみると、1位「沖縄県」(同18.8)、2位「山口県」(同21.4)、3位「長崎県」(同25.0)、4位「奈良県」(同26.7)、5位「和歌山県」(同28.6)という結果に。10位までには東京、神奈川、埼玉、広島といった都市部が並びました。

「水道水が美味しくない」と感じる人が多い原因として、同サイトは「都市部は水源が限られていることや地下水が汚染されやすい環境にあることが第一」に考えられると説明。加えて「都市部に多いマンションやアパートでは、水道水を貯水槽に溜めてから各部屋に排水する仕組みになっていることが多く、貯水槽や配管の劣化や管理状況が悪いと水質が悪化しやすくなるという構造上の問題もあります」と述べています。

また、自然が豊かと思われる沖縄県の水道水の満足度が低い理由としては、「水道水に適した軟水の水源がそもそも少ない」ことがあるといいます。「海に囲まれていることからも分かるとおり、ミネラル分が多く水の硬度が高すぎて、水質に関わらず日本人が美味しいと感じにくい」と解説しています。

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