アスリート支える三菱自のクルマたち シチズン時計製タイマー搭載した「タイマー1」はアウトランダー 全国女子駅伝12日号砲

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 京都市内で12日、皇后杯第43回全国都道府県対抗女子駅伝が開催される。大会には三菱自動車が協力しており、さまざまな乗用車が参加する。号砲前にどんな自動車が選手をアシストするのか取材した。

 大会にはシチズン時計製のタイマーを搭載した「タイマー車」が4台走行する。

 1台目の「タイマー1」は「アウトランダー」。三菱自動車のフラグシップモデルのスポーツタイプ多目的車(SUV)だ。テレビCMでは俳優江口洋介さんが運転している。「タイマー1」に使われる車両は「ムーンストーングレー」という灰色と「ブラックマイカ」という黒色のツートンカラーで7人乗り。PHEV(プラグインハイブリッド)で、家庭などで充電することができるだけでなく、外部充電しなくてもエンジンで発電した電気を使って走行可能だ。電気で走ることから音が静かで排出ガスの懸念もない。選手への影響の少なさから大会での使用に選ばれた。

 「タイマー2」として走るのは四輪駆動のミニバン「デリカ:D5」。「D5」には5世代目の意味が込められている。大会には「CHAMONIX(シャモニー)」という特別仕様車が参加。シートには合成皮革を使用しており、高級感を醸す。「ホワイトダイヤモンド」という白色と「ブラックマイカ」という黒色のツートンカラー。クリーンディーゼルで力強さと環境への配慮も兼ね備える。

 目を引く赤いデザインで参加するのは「タイマー3」。車種は「エクリプスクロスPHEV」だ。「タイマー1」のアウトランダーよりコンパクトで小回りが利く。赤いデザインはエクリプスクロス用にと開発された「レッドダイヤモンド」。価格的にもアウトランダーよりは手頃に楽しめるSUVだ。

 「タイマー4」も同じエクリプスクロスPHEVだ。こちらは、ホワイトダイヤモンドという白色。エクリプスクロスPHEVはスポーティーなイメージから駅伝大会にふさわしく、またPHEVで選手への負担がとても少ないことから選ばれた。

 大会で交通規制が始まる直前に運行されるのが「広報車」だ。今回使用されるのは軽自動車の「デリカミニ」。俳優水川あさみさんとオリジナルキャラクター「デリ丸。」が出演するテレビCMでもおなじみだ。最大の特徴は愛らしい前面の「顔」。2023年に発表された日本カー・オブ・ザ・イヤーで「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。ナチュラルアイボリーの車が選手たちに先駆けて走る。

 レースに異常がないか伴走する「監察車」はタイマー1と同じアウトランダー。ホワイトダイヤモンドという売れ筋の色で都大路に加わる。

 「救護車」はタイマー2と同じ「デリカ:D5」。こちらはホワイトパールとブラックマイカのツートンカラーで大会に臨む。

 全国女子駅伝事務局によると、駅伝中継のテレビに映る可能性が大きいのはタイマー1と監察車の2台。ほかにも国立京都国際会館(左京区)に設けられた折り返し点の中継でも複数台が映る可能性があるという。

 全国女子駅伝は12日午後0時半号砲。NHK総合で全国中継の予定だ。選手の活躍とともに都大路を走る車に注目してみても面白いかもしれない。

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