社会人1500人が選んだ「スキルアップに役立つと思う資格」ランキング 3位「TOEIC」、2位「FP」

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昨今、転職は珍しいことではなくなりましたが、「スキルアップや転職・昇格に役立つと思う資格」にはどのようなものがあるのでしょうか。全国の20〜50代の社会人男女1500人に聞いたところ、1位は「簿記」でした。

株式会社学研ホールディングス(東京都品川区)のグループ会社、株式会社ベンド(東京都千代田区)が運営する『資格Times』が、2023年6月にインターネットで実施した調査です。

【スキルアップに役立つ資格TOP10】

【1位:簿記(727票)】
簿記は年間60万人が受験する大人気の資格です。簿記では、会計の基本を学び、経営管理や経営に関する分析についての基本的な能力を身につけることができます。日商簿記は初級・3級・2級・1級の4種類が存在し、特に2級と1級は合格率の低い難関資格です。

▽簿記を取得するメリット
会社の利益などの数字に強くなるため、会社の経理部門での活躍が見込めるほか、営業職や企画職でも学んだことが役立ちます。取得することにより、職種に関わらず就職・転職の際に有利になります。また、家計管理のコツを理解したり、投資の仕組みが分かったりと、学習した内容は日常生活にも役立ちます。

▽必要な勉強時間
簿記3級:150~200時間
簿記2級:350~500時間
簿記1級:800~2000時間

【2位:FP(ファイナンシャルプランナー)(666票)】
FPは資産運用のプロフェッショナルであり、家計に関わる金融税制や不動産、保険まで幅広く学習します。受験者は、3級で年間10万人以上と、非常に人気の高い資格です。

▽FPを取得するメリット
資産運用に関して学ぶため、投資や保険の活用など、幅広い知識を身につけることができます。家計相談に乗ったり、FPの勉強法についての記事を執筆したりと、副業に役立てる方も少なくありません。

▽必要な勉強時間
FP3級:約80時間
FP2級:150~300時間
FP1級:約500時間

【3位:TOEIC(622票)】
TOEICは英語を通じたコミュニケーション能力やビジネス現場で有用な英語力を評価する試験で、日本だけでなく世界各国で実施されています。日本で最も知名度の高い英語試験の一つです。

▽TOEICを受験するメリット
TOEICを受験する大きなメリットとして、自身の活躍の場を広げられることが挙げられます。当然、就職や転職での際にも有利に働きます。特に、800点以上の取得者は、TOEICの受験生の中で上級者という位置づけになるため、英語力の高さを評価されやすくなります。また、自分の英語能力を客観的に把握することができ、英語学習のモチベーションにもつながります。

▽必要な勉強時間
目標スコア等により個人差あり

   ◇  ◇

以下、4位「税理士」(353票)、5位「宅建士」(345票)、6位「公認会計士」(323票)、7位「MOS」(312票)、8位「行政書士」(295票)、9位「医療事務」(288票)、10位「社労士」(285票)と続きました。

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