「簿記資格」に合格した勉強方法 2位は「問題集・過去問を解く」…「問題の形式に慣れるのがメリット」

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簿記は「お金の流れがわかる」「転職や就職が有利になる」などから人気のある資格といいます。そこで、簿記の資格をもっている全国の男女477人(女性332人・男性145人)に調査をしたところ、簿記資格に合格した勉強方法で最も多かったのは「参考書・テキストを読む」でした。また、簿記資格を取ったきっかけは「就職・転職に有利だから」に回答が集まったそうです。

株式会社ビズヒッツが「簿記資格に合格した勉強方法に関する意識調査」と題して2022年8月に実施した調査です。

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簿記の資格をもっている477人に「簿記資格に合格した勉強方法」を聞いたところ、1位は「参考書・テキストを読む」(243人)でした。次いで、2位に「問題集・過去問を解く」(115人)、3位「高校・大学の授業」(101人)、4位「専門学校に通う」(54人)と続きました。上位の結果と回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:参考書・テキストを読む】
・図書館で参考書を借りて独学。大学生のため本一冊1000円でも出費として大きいと感じてしまうので、ほとんどお金をかけずに学べたことが良かった(18歳男性/日商簿記3級)
・参考書で独学しました。メリットは、時間の制約がなく都合のいいときに勉強できたことです(35歳女性/日商簿記2級)

【2位:問題集・過去問を解く】
・勉強法は「ひたすら問題集を解きまくる」「過去問を何回も解く」といったシンプルなもの。問題の形式に慣れるのがメリット(17歳男性/工業簿記1級、商業簿記1級、日商簿記2級)
・自分の都合に合わせて進められるのでよかった。分からない分野だけ徹底的に取り組める(20歳女性/日商簿記2級)
・独学で市販の問題集と過去問をひたすら解きました。スクールに通うよりも断然お金がかからない(30歳女性/日商簿記2級)

【3位:高校・大学の授業】
・商業高校の授業のみ。週に5時限、基礎から段階的に教えてもらえた(15歳女性/全商簿記3級)
・高校で商業科だったので、普段の授業で勉強した。メリットは、わからないことがあれば先生に聞けること(17歳男性/全商簿記1級)

【4位:専門学校に通う】
・短期間で集中して質の高い授業を受けられるので、やる気がそがれませんでした。試験の日まで毎日簿記の授業と試験対策があり、しっかり身につけられました(19歳女性/日商簿記1級)
・専門学校に通って資格を取りました。友人ができてわからないことを教え合えたことや、教室全体が「合格しよう」という雰囲気だったことがよかったです(20歳男性/日商簿記2級)
・わからないことがあった場合、講師にすぐに質問できる(36歳女性/日商簿記1級)

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続いて、「簿記資格を取ったきっかけ」を聞いたところ、1位は「就職・転職に有利だから」(175人)でした。次いで、2位は「仕事で使うから」(103人)、3位「高校・大学の授業を受けて」(65人)、4位「周りの影響」(33人)と続きました。上位の結果と回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:就職・転職に有利だから】
・就職活動でアドバンテージを取ろうと考えたから(20歳男性/商業簿記2級、工業簿記2級)
・転職を考えていた際に、「簿記の資格があればアピールできる」と考えて資格を取得しました(35歳女性/日商簿記2級)

【2位:仕事で使うから】
・個人事業主として帳簿をつける必要があるので、簿記について学んだ(29歳男性/日商簿記3級)
・経理に関するシステムの担当になったので、経理事務について理解を深めようと思った(32歳女性/日商簿記3級)
・費用計上など、仕事で会計に関する知識が必要だったため(43歳男性/日商簿記2級)

【3位:高校・大学の授業を受けて】
・商業高校のクラスが簿記に特化していたため(17歳女性/日商簿記2級)
・高校で必須科目のため(18歳男性/全商簿記1級)
・大学の授業で勉強して面白かったから(20歳女性/日商簿記2級)

【4位:周りの影響】
・親が経理職だったから(19歳男性/日商簿記2級)
・「社会人として簿記資格をもっていて損はない」「もっていると仕事の幅が広がる」と周囲にすすめられたからです(28歳女性/日商簿記3級)
・友人が取得したので影響されました(40歳男性/日商簿記3級)

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