タイのドンキで見かけた「よく消える消しゴム」の英訳が二度見必至、SNSでは「間違ってるけど合ってる(笑)」とツッコミの嵐

門倉 早希 門倉 早希

あるユーザーがタイで見かけた「よく消える消しゴム」が、ツイッターで注目を集めているようです。

写真に写っているのは、どこにでもある日本製の消しゴム。投稿者の靖えもん(@Vet_Yass)さんのツイートでは「確かに消しゴムはよく行方不明になるけど、『よく消える消しゴム』ってそういう意味じゃないと思うぞ」と紹介されており、注目すべきは消しゴム本体ではなくプライスカードの文言のようです。

「Eraser that disappears often」つまり、きれいに文字を消すことができるという意味の「よく消える」が「頻繁に姿を消す消しゴム」と英訳されてしまっており、投稿には「確かに消しゴムはよくどっかいく」「機械翻訳してるのかな」「間違ってるけど合ってる(笑)」とツッコミコメントが多く投稿されています。投稿者の靖えもんさんにお話を聞きました。

投稿者に話を聞いた

投稿者の靖えもんさんは獣医師であり、学生時代にオーストラリアで獣医師免許を取得。その後、日本でも獣医師免許を取得しており、オーストラリアから帰国後は日本で獣医師として働く傍ら、獣医療英語の翻訳や通訳の仕事もしていたそう。

「日本の獣医療を世界に繋げるような仕事を」と積極的に海外で活動を行い始め、インドでのコロナ禍を経て、現在はタイ・バンコクに来て3週間ほど経ったところだといいます。

ーー今回のような訳はタイではよくある?

「実を言いますと、まだこちらにきて3週間ほどなもので、まだタイのおもしろ誤訳とかにはそれほど出会えていません…。日本語表記が面白いことになっているのは時々見かけますが、逆にそういうのには慣れちゃって。今回のはバンコクのドンキホーテで見つけてツボにハマったのでツイートしました。

ただ、写真を見返していてもう一個見つけました。ドンキの健康器具は日本語の商品名自体が個性的なんですけど、セルライトをマッサージする『セルライ子』が『Cellular child(細胞の子)』と訳されてました(笑)」

ーー靖えもんさんから見てタイはどんな国

「私はまだタイに来て日が浅いので、あまり雑なこと言うとタイ歴の長い先輩方に怒られるかもしれませんが…。

インドという日本といろんな意味で真逆の国を経験すると、タイと日本の共通点の多さに居心地の良さを感じます。仏教国で、人当たりがよくて控えめで。ごはんも美味しい。動物医療の文脈で言うと、日本は不治の病の伴侶動物(ペット)を滅多に安楽死しないという点で先進国の中では比較的珍しい国なのですが、タイも同様なんですよね。

日本と違うところとかもありますが、今のところあくまで表面的なことしか知らないので、今後タイ語やタイの文化を学んでもっと多くのことを深く知っていきたいです」

ーー投稿は1.7万いいねがつくほどの反響です

「たまたま見つけたおもしろ翻訳に感想をつけて投稿しただけで、多くの人にクスッとしてもらえるネタを共有できたことが嬉しいです。拡散してくれた皆さん、ネタ元のドンキさんにも感謝です。

また、SNSでバズると、攻撃的なリプがついたり全然違う話題に無理やりこじつけて誰かを攻撃する道具にされてしまったりしているのを見かけるので、5000いいねを過ぎたあたりからドキドキしていました(笑) 今回はそういうネガティブなリプや引用RTがなくて、ただただ皆さんにポジティブな笑いを届けられたようで何よりです」

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