猫といえば、その愛くるしさに癒されている人は少なくないでしょう。漫画家のぱんだにあさんが「まんがライフオリジナル」で連載中の『ねこようかい』は、様々な種類の“猫のような妖怪のような生き物が”登場する作品です。以前X(旧Twitter)に同作の一部が公開されると、多くの人の関心を集めて8万もの「いいね」が寄せられています。
抹茶色の毛に羽が生えたねこようかいと一緒に暮らしている飼い主。そのねこようかいは、なぜか「いつまで」という言葉だけを話せました。例えば、飼い主が「まだご飯の時間じゃないよ」「もう少し待とうね」と伝えたところ、ねこようかいは「いつまで」と、飼い主が具体的な時間を言うまで聞き続けます。
ほかには、飼い主がトイレやお風呂に入っている時や外出する時、自動給餌器のエサを待っている時などにも「いつまで」と聞いてくるねこようかい。トイレの場合、飼い主が慌てて出てきて「はいはい どうした~?」と言っても、ねこようかいは、その場で横になるだけで取り越し苦労に終わることもあります。
しかし、飼い主が「ずーっと一緒にいてくれよ」と言った際、ねこようかいが「いつまで」と聞き返すので、飼い主は「いつまでも!」と、ねこようかいを持ち上げながら応えます。すると、ねこようかいは「いつまで」と言わずに、黙って飼い主に抱きしめられるのでした。
「いつまで」と喋るねこようかいのエピソードに対し、読者からは「愛おしすぎる」「ラストのひとコマにやられた」などの反響が。そこで作者のぱんだにあさんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
―『ねこようかい』シリーズを描いたきっかけを教えてください。
新しくキャラクターを考えていて、猫と妖怪を足したら可愛いかな…と思ったことがきっかけです。
―『ねこようかい いつまで』の中で特にお気に入りの場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください。
トイレに入っている飼い主を「いつまで」と急かすけれど、とくに用事はなかった場面です。猫らしさがあっていいかなと思っています。
―「ねこようかい」以外にも可愛らしい猫のキャラを描かれていますが、こういったキャラたちはどのような経緯で誕生するものなのでしょうか?
だいたい「もし、猫がこんな事をしている世界があったらいいなあ」という想像から始まります。以前はパンダを描いていましたが、猫も好きでしたし、やはり「ねこようかい」をたくさんのかたに見ていただけたので、猫を描くことが多くなりました。かわいくて不思議な物が日常になんとなく入り込んでいる世界が好きです。
<ぱんだにあさん関連情報>
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