羽田空港および成田空港から直行便で行ける国と地域をまとめた図表がSNS上で大きな注目を集めている。
「羽田空港or成田空港から直行便で行ける国・地域(2025年2月12日現在) 」と件の図表を紹介したのはジオグラフィック航空アナリストのいつかいちくんさん(@itsukaichi_engi)。
羽田から直行便があるのは25の国と地域。成田からは37。また韓国、台湾、中国など東アジア諸国やアメリカ、オーストラリア、インドなど19の国と地域はどちらの空港からでも直行便が出ていることがわかる。こうやって一覧で見ると、どういう経緯でそうなったのか実に興味深い。
いつかいちくんさんに聞いた。
ーー今回のテーマに興味を持ったのは?
いつかいちくん:コロナの時期も終わり海外旅行へ行く人も少しずつ増えている中、その玄関口となる羽田空港、成田空港から直行便で行くことができる国はどの程度あるのかが気になりました。今回はベン図形式で整理してみました。
ーー図表を作成して見えてきたものは。
いつかいちくん:まず羽田発のみの国がここ最近増え始めています。イギリスやフランス、そして1月にANAが就航を開始したスウェーデンのストックホルムなどヨーロッパの国々で羽田発のみの国々が多い印象です。元々は成田発だったのが、都心へのアクセスを考慮して羽田線へ集約したことが反映されています。
一方、成田発はモンゴルやブルネイ、バングラデシュなど日本人から見ればマイナーな国々への直行便が目立つ印象です。成田発のみだけでも18カ国あり、関空や中部など他の国際空港発でも飛んでいない国も含まれているため、貴重な役割を果たしているといえます。
ーー反響がありました。
いつかいちくん:今回は図をベン図に変えて比較してみましたが、「わかりやすい!」とのお声をいただきました。また、関空発も見てみたいとの声もありましたので、後日、関空を入れた3空港発のベン図で作成してみたところ、こちらも反響が大きく、「次の旅行先を決める際の参考になる」との意見をいただきました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「とってもわかりやすいです!! テストに出すレベルです!!」
「まだまだ路線数は成田空港に軍配が上がるのですね。 LCC成田線があるので意外と地方とのアクセスも悪くありません。」
「羽田だけがあるということは『成田縛り』は完全に死語になったということですね」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんもぜひ空港を利用する際の参考にしていただきたい。
日々、Xやnoteで航空情報を発信しているいつかいちくんさん。今後は新ブログ『トラベル交通トレンド分析』でも航空系やマイルに関するお得情報を可視化MAPを通じて発信してゆくということなので期待したい。
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