夢のマイホーム…8割近くが「後悔している点がある」と回答

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

多くの人にとっての憧れのマイホーム。しかし、マイホーム作りには苦労や悩みが絶えないと言われています。そこで、マイホーム作りの経験がある全国の男女1066人に調査をしたところ、8割近い人が「マイホーム作りで後悔している点がある」と回答しました。また、マイホーム作りを行う上で最も重要だと思うことは、約半数の人が「自身の間取りイメージ」と回答したそうです。

株式会社イエストマッチ(群馬県藤岡市)が、「マイホーム作りに関する調査」と題して2023年1月にインターネットで実施した調査です。

調査の結果、78.4%の人が「マイホーム作りで後悔した点がある」と回答。後悔したことを具体的に教えてもらったところ、「インターホンを2階にも設置すれば良かった」(30代女性)、「コンセントの位置をドアを閉めないと使えない位置にしてしまった」(50代男性)、「19畳のリビングにエアコン2機を言われるがまま設置したが1機で十分だった」(50代女性)、「30代前半で家を建てたが、50歳になり何故こんなデザインにしてしまったのだろうと後悔」(50代男性)など、マイホームができてすぐに後悔を感じた人もいれば、住み始めて何年も経ってから感じた人などさまざまな意見が集まりました。

続いて、「マイホーム作りを行う上で最も重要だと思うこと」を教えてもらったところ、「自身の間取りイメージ」(49.4%)、「営業マン(ハウスメーカー選び)」(24.6%)、「土地選び」(17.2%)、「住宅ローン」(6.9%)などが挙げられました。

マイホーム作りで重要な点は「間取り」と思う人が多いことを受けて、「“間取り”で悩んだ経験」を聞いたところ、71.1%の人が「“間取り”で悩んだ経験がある」と回答しており、希望通りの間取りで建築することが難しかったり、家族と意見が合わなかったりすることがうかがえました。

なお、「間取りの具体的な悩み」については、「イメージと細かな配置がうまくいかなかった」(30代女性)、「したい間取りが耐震上の問題でできなかった」(40代男性)、「もっと沢山見学して、調べて間取りを考えればよかった」(50代女性)といったエピソードが寄せられています。

では、今の間取りはどのように決めたのでしょうか。「現在の家の間取り」についての質問では、「自身や家族とハウスメーカー担当者と一緒に決めた(自身や家族の意見のほうが多い)」(51.2%)、「自身や家族ですべて決めた」(28.5%)、「自身や家族とハウスメーカー担当者と一緒に決めた(ハウスメーカー担当者の意見のほうが多い)」(14.3%)といった回答が上位に並び、自身や家族で決める人が多くなっている一方で、「ハウスメーカー担当者がすべて決めた」という人は4.8%に留まりました。

最後に、「営業マン(担当者)の存在」については、87.2%の人が「重要だった」と回答した一方で、32.2%の人が「建築会社、住宅営業マン(担当者)に不満があった」と回答しており、「キッチンや風呂など、向こうが提示していたものと違うものが設置された」(50代女性)、「私達のいろんな注文に、露骨に嫌そうな顔つきをしていた」(50代女性)といった声も寄せられています。

また、「マイホーム作りのやり直したい点」については、「違うメーカーにするか、営業マンを変えたい」(40代女性)、「全て」(40代男性)、「コンセントの位置や動線などを再検討したい」(50代女性)など、マイホーム自体のこと以外に、業者を変えたいという人もいることが分かったといいます。

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