「トーチャンが居ない間に、子供がコントローラーにジュースこぼしたみたいで、泣きながら謝ってくれたんだけど、トーチャンは簡単に直しちゃうから大丈夫だよ」
子供がジュースをこぼしたニンテンドースイッチのコントローラーを難なく修理してしまったという投稿がSNS上で大きな注目を集めている。件の投稿の主はフリーランスのゲームプログラマー、micさん(@microom)。
長年、プログラマーとして数々の人気ゲームの開発に関わってきたmicさん。プログラミングと機器の修理は別分野とは言え、いわゆる"中の人"のmicさんにとって、コントローラーを修理するくらいのことはお茶の子さいさいなのだろう。micさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「凄いです!私のプロコン、長らく左スティックが常に下に反応してる状態ですが、知識はおろか、なかなか分解しる勇気すらないので尊敬します」
「うちの親父も・・・昔、側溝に水没させたラジコンとか直してくれた事もあったなぁ。シミジミ。
あっ、まだ親父生きてます( ´∀`)」
「正直に謝れるのは凄く良い子ですね僕だったら小さいときは隠してましたよww」
など数々の称賛のコメントが寄せられている。
micさんにお話をうかがってみた。
--micさんがご覧になった時点で、コントローラーはどのような状態だったのでしょうか?
mic:幾つかのボタンがネチャネチャして、押しても返ってきづらい状態でした。幸い基板の方までは浸水していなかったので、未確認ですが電気系統には問題が起きてなかったと思います。
--ニンテンドースイッチのコントローラーを分解されたご感想をお聞かせください
mic:今回はProコントローラを分解して掃除して組み立てたんですが、とてもシンプルな構造で、パーツやゴム部分がすべて間違えてはめ込まれないように工夫されていました。以前、Joy-Conも分解してアナログスティックを交換したことがあるんですが、あっちは少しだけ細かいパーツがあって緊張しました。
--修理は具体的にどのような処置をされたのでしょうか?同様のケースで、知識のない素人にも分解・修理は可能でしょうか?
mic:順番に分解して、コントローラの前面のボタン付近をアルコールティッシュのようなもので清掃しました。知識のない人でも多少手が器用なら簡単にできると思いますが、保証が切れて自己責任になるのでそこだけは気をつけてください。
--修理を終え、お子さんはどのような反応だったでしょうか?
mic:少し負い目を感じていたのか、「うん。」くらいのリアクションでしたが喜んでいたと思います。
--これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
mic:率直にこんなに反響があるとは思いもしませんでした。昔からよく色んな物を分解するのが好きだったし、僕自身特殊なスキルだとは思っていなかったのでビックリです。
◇ ◇
micさんがおっしゃる通りデメリットもあるのだが、もしニンテンドースイッチのコントローラーにジュースをこぼしてしまった際は参考にしてほしい。
なおmicさんの兄は長年真面目に勤めたサラリーマンを退職して山梨県北杜市に移住。大好きなRC(ラジオ・コントロール)のサーキット兼ショップ「チェッカーフラッグ」を開店し、その道で注目を集めているようだ。ご興味のある方はぜひチェックを。
mic(平松 三徳)さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/microom
プロフィールページ:https://www.wantedly.com/id/microom
◇ ◇
チェッカーフラッグ 関連情報
所在地:山梨県北杜市白州町白須4558番地
Twitterアカウント:https://twitter.com/c_flag_rc