ミス東大、ルワンダから帰国… ブレイズヘア、4人掛かりで解き衝撃の姿に「ハグリット美女」 「チリチリでも可愛い」

山脇 未菜美 山脇 未菜美

「ミス東大2024」でグランプリに輝いた松藤百香さん(19)=東京大学文科一類2年=が、アフリカ大陸のルワンダで6週間のボランティア活動を行い、4月上旬に帰国した。床屋で「ブレイズヘア」にしてもらうなど、現地での生活をXに投稿して大反響。そして、慣れ親しんだブレイズヘアは帰国の数日前、4人掛かりで1時間かけて解いたという。SNSでは、映画「ハリー・ポッター」に登場するハグリットに似ていると話題になり―。

松藤さんは3歳から「劇団ひまわり」に所属し、子役としてドラマや映画で活動。昨年12月に「ミス東大コンテスト2024」でグランプリを獲得した。2月上旬からは、一人でルワンダに渡航していた。帰国後、松藤さんに現地での生活について話を聞いた。

現地の床屋で「おまかせにしてください」

―――ルワンダでは、どのような生活を送っていましたか。

松藤さん:大きな家に、現地の大学生6人と一緒に暮らしました。冷房や扇風機がなかったですが、快適に過ごせる気温でした。日本に比べて不便だと感じる場面も多々ありました。洗濯は手洗いで、停電や断水は頻繁に起きます。電子レンジやまな板、炊飯器がなかったため、料理に2時間掛かることもありました。それでも、暮らす人たちは穏やかで、ゆったりと丁寧に日々を過ごす姿に憧れました。

―――Xでは「ルワンダの床屋でおまかせにしてみました」とのコメントとともに、ブレイズヘアを披露していましたね。現地に溶け込むために、努力したことを教えてください。

松藤さん:現地で人気の音楽を聴いたり、現地で買った服を着たりしました。ブレイズヘアは、現地の友人に勧められて挑戦しました。滞在先は冷水シャワーしかなく、あまり得意ではなくて…。シャンプー回数が減るので、短時間で終えられるというメリットも魅力的でした(笑)道を歩いていると、現地の人に「いいね!」と声を掛けられました。

街では、肌の色が目立つからかよくジロジロと見られました。挨拶を返すことで、「ヨッ」と言い合える〝ヨッ友〟になろうと心掛けました。続けていくうちに先に声をかけてもらえるようになり、嬉しかったです。

人生で一番気持ち良い冷水シャワー

―――ボランティアでは、どのような活動を行いましたか。

小学校で教師として活動しました。一つの教室に70人の生徒がいたり、生徒が自由に席を動き回ったり、日本とは異なる教育環境に衝撃を受けました。日本の教育が他の国で通用するとは限らないことを感じ、自分の当たり前を見直すきっかけになりました。机の配置の工夫、宿題チェックの仕組み、毎日の小テスト導入、生徒管理のためのリストの活用などを具体な提案書も作成しました。

―――ルワンダで驚いたことやハプニングはありましたか。

松藤:印象的だったのはコミュニティの強さです。現地の友人と歩いていると、通りすがりの知人としょっちゅう握手していました。話を聞くと、同じ授業を受けている程度の関係だそうで、フレンドリーさに驚かされました。5日間断水が続いた時には隣人が水を分けてくれて、タンクで水を運ぶ経験もしました。助け合いの文化にも感動しました。

―――帰国数日前には、ついにブレイブスヘアを解き、その姿がXで「(ハリー・ポッターに登場するハリウッドの美女バージョン」「チリチリでも可愛い」などと大きな話題になりました。解いた際のご感想を教えてください。

松藤さん:開放感がすごかったです(笑)。4人がかりで1時間かけて解きました。その後に入ったシャワーが人生で一番気持ち良かったです。冷水であることを忘れてしまうほど、爽快感でいっぱいでした。

――――日本に帰国し、日常が始まります。今回の体験をどのように活かしていきたいですか。

松藤さん:ルワンダでの経験で、挑戦のハードルが、ぐんと下がりました。英語が通じにくい環境で授業したり、自分の意見を提案したり。無理かもしれないと思ったことも、意外とうまくいきました。一人で滞在することに不安もありましたが、気づけば楽しく暮らしていました。「自分はどこでもやっていける」という自信を得られたのが何より大きな収穫です。日本でも臆せず行動し、どんどん挑戦していきたいです。

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