子どもが壊した車のプラモデルで作ったジオラマがセンス抜群!…捨てるつもりだった夫が、思わず「くやしーーw!」

太田 浩子 太田 浩子

 何年も放置された車につる植物がからまり、徐々に自然に飲み込まれていく…そんなストーリーを感じさせるジオラマが話題になりました。「こんな感じになってるミニが同じ町内に有ります〜(^ ^)リアル〜!!」というほどの出来ですが、実は、捨てられる予定だった壊れたプラモデルと百均で調達した材料だけでつくられています。

 プラモデルは、タミヤのプラモデルキットの「モーリス・ミニ・クーパーレーシング」で、バフィー(@bafiwo)さんの旦那さんがきれいに仕上げる予定で制作中でした。ところが、いよいよ塗装という段階で、4歳の息子さんが遊んで壊れてしまったのです。いくら探してもタイヤはひとつしかなく、ボンネットも行方不明で、車内パーツも取れてしまっていました。さすがに完成させることは難しいと、旦那さんはバフィーさんに「捨てていいよ」と伝えたそうなんですが、「作りが精工でもったいなくて何となく取っておきました」とバフィーさん。それから数カ月後、そのプラモデルがバフィーさんの工作で味のあるジオラマに大変身を遂げました。

 「4歳児に壊された夫の作り途中のプラモデル、捨てちゃうなら…と勝手に塗って遊んでみた」と完成品をツイートしたところ、「発想の転換」「モデラーには真似出来ないセンス。新鮮」「廃車が凄い廃車になった、」「素晴らしき汚しの技術……(〃´д`〃)〜з.: *:・」「これがクリエイティブってやつだ……素晴らしい。」と2.8万リツイートと13.3万いいねがつきました。

 ジオラマの写真を、LINEで旦那さんに送ったバフィーさん。その出来栄えに「ネットで見つけた画像じゃなくて作ったやつの写真なの?!あの残骸で?くやしーーーw!!!」と言いつつもうれしそうな反応だったことから、バフィーさんは大喜び。さらに「プラモデルを最後まで作れるという時点で私の中では夫凄い!となっておりますw」とコメントする仲良しぶりに、リプ欄はほっこり空気に包まれています。完成品は、とりあえず息子さんの手の届かないところに飾られました。「ジオラマ作りの楽しさに目覚めました!」というバフィーさんに聞きました。

──捨てられる予定だったプラモデルが見事復活しましたね。モノ作りはよくされるのですか?

 モノ作りは好きです。何か作りたいな~と思ったらとりあえず作り方を調べて作ります。家具や球体関節人形やスイーツデコなど、一通り作れるようになると満足して暫く作らなくなります。

──発想と完成度の高さに、みなさん驚かれていました。

 見ず知らずの大勢の方たちに、こんな風におおっぴらに褒めていただける機会もそうないと思うので噛みしめて味わってます。とても嬉しいです。

──絵も描かれていますが、学ばれたのでしょうか?

中高の部活で美術部に入っていたくらいで、今描いてるような絵はほぼ独学です。

──独学なんですか、すごい! つくるものを決めてから、百均に行かれたんですか?

 車の後ろ側に木製の柵、地面は砂地と草むらにしたいな…と、ざっくりとイメージしてから買いに行きました。看板と標識らしきものも、イメージにあうものがあれば買おうくらいの気持ちで探しました。

──ふんわり軽い粘土はどこに使われたのかしら?

 粘土はお盆の土台部分の底上げに使ってます。標識と看板の埋め込みをするのにある程度の粘土の深さが欲しくて敷きました。

──なるほど。写真ではなく、実物を見た旦那さんの反応は?

 自分もこんな風に作ってみたいなぁ…と言っていました。

──旦那さんのつくるプラモデルも見てみたいです。

 恥ずかしいのでダメだそうです。すみません。

──そうなんですね、残念。またジオラマを作りますか?

 予定は全くないですが、また子どもがプラモを壊したら作るかもしれません。

 ◇ ◇

 息子さんは家電製品もたくさん壊してきたそうなので…また、バフィーさんのジオラマが見れるかもしれませんね。楽しみに待ってもいいのでしょうか?(笑)

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