36人が犠牲となった京都アニメーション放火殺人事件から7月18日で1年を迎え、ツイッター上には追悼のコメントであふれました。その中にはアニメ映画「君の名は。」や「天気の子」で知られる新海誠監督のツイートもありました。新海監督のツイートは約6千回リツイートされ、注目されています。
新海監督は18日正午すぎにツイッターを更新し、「京都アニメーションの事件から1年です。未(いま)だにどう考えて良いのか分からず、スタジオの方々の痛みは想像も及びません」と記しました。
さらに「なぜこれほど美しいものをあの人たちは作れるのだろうかと、ずっと悔しく思ってきました。そんなふうに気持ちを駆らせてくれる京都からの作品を、これからもずっと観(み)たいです」と書き込みました。
ツイートには9月中旬公開予定の京都アニメーションが手がけた映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のポスターを撮った写真が添付されていました。
ツイートは大きな反響を呼び、「同感です」や「未来あるアニメーターさんたちの命が奪われることのない世の中であってほしいと今日も思います」という返信のほか、英語や中国語のリプライも付きました。
新海監督は昨年の事件発生直後に「京都アニメーションの皆さま、どうかどうかご無事で」というツイートを投稿しています。さらに同じ日の夜に「僕たちは、世界がすこしでも豊かに、わずかでも良くなることを願ってアニメを作っています。表現することに怯[ひる]んでもいけないし、楽しんでほしいと心から思います。ただ、あまりにも酷(ひど)すぎる事件です」と記していました。