つらい花粉症…飲み薬だけでなく治療法はさまざま まずは相談を

町医者の医療・健康コラム

谷光 利昭 谷光 利昭

 「ハクショーン!」。きょうも、くしゃみと鼻水で目が覚めました。花粉症の季節ですね。私も毎年この季節に悩まされます。スギ、ひのきの花粉が多く飛散しており、マスクや特殊な眼鏡をしても症状の緩和はなかなか難しいです。

 私はアレルギー体質で、学童期は本当によく鼻を垂らしていました。小学生の頃は、服の袖が鼻水でズルズルになっている子や、いつも鼻を垂らしている子をたくさん見かけましたが、最近は薬のおかげかどうなのか分かりませんが、そういった子どもさんをあまり見かけなくなった気がします。

 その頃は「花粉症」といった言葉はあまり一般的ではなかったように思います。舗装されていない道路もまだ随所にあり、マンションやビルも多くなかったということも一つの要因でしょうし、花粉が今ほど飛散する環境ではなかったのでしょう。花粉症は、年中通して認められるアレルギー性鼻炎とは違い、好発年齢が遅いとも言われています。ですから、突然、花粉症になってしまう可能性もあるわけです。

 医療が発達した現代では、様々な薬があって花粉症による生活の質の低下を防いでくれています。鼻がつまると口呼吸になり喉が痛くなったり、頭痛が出現したりします。そういった症状のため仕事や勉強などに集中できなくなるので、ただの花粉症と放置するのは感心できません。

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