みなさんは、平日にどのくらいの時間運動をしていますか。江崎グリコ株式会社(大阪市西淀川区)が実施した「働き世代の“動いていない時間(安静時)”の健康意識」に関する調査によると、約3人に1人が、平日の運動時間は「1日5分未満」であることがわかりました。では、健康習慣に対する考え方として、どのようなポイントを重視しているのでしょうか。
調査は、20~59歳の男女400人(運動習慣のある男女200人、運動習慣のない男女200人)を対象として、2026年2月にインターネットで実施されました。
調査の結果、「1日のうち、体がエネルギーを使っている時間」について、正しく「24時間」と回答できた人は全体の17.0%にとどまり、8割以上(83.0%)が同じ質問に対して誤認、または「分からない」と回答しました。
また、「安静時のエネルギー消費」について、全体の88.5%が「正確な意味は知らない」(22.8%)、「聞いたことがない」(65.8%)と回答し、認知は低い状況であることが明らかとなりました。
さらに、運動・家事などで使われる「身体活動エネルギー消費」のほうが「安静時エネルギー消費」よりも1日のエネルギー消費の割合が「大きい」と答えた人は40.9%となり、「運動していない=エネルギーを消費していない」という認識を持っている可能性が明らかとなりました。
しかし実際には、1日に消費されるエネルギーの約60%を占めている「安静時エネルギー消費」は健康を考えるうえで重要な視点のひとつといいます。
次に、「平日1日のうち、座っている時間」を調べたところ、約2人に1人が「6時間以上」(50.1%)と回答。そのうちの約1割が「12時間以上」(10.5%)と、1日の半分以上を座って過ごしていることがわかりました。
一方で、「動いていない時間にもエネルギー消費を増やせる方法があれば試したい」と回答した人は約7割(68.1%)にのぼり、運動習慣の重要性は認識しつつも、心理的な負担は減らしたいという気持ちが動かない時間への健康投資を試したいきっかけになっていることがうかがえました。
そこで、「平日に健康のための運動に使える時間」を聞いたところ、約3人に1人が「1日5分未満」(31.8%)と回答し、日常生活では十分な運動時間を確保できていない実態が明らかになりました。
ちなみに「健康志向である」と回答した割合は、運動習慣がある人では85.5%に達した一方、運動習慣がない人では23.5%にとどまりました。
また、「健康習慣に対する考え方として重視するポイント」については、「お金をかけすぎずに取り組めること」(46.3%)、「心理的な負担が少なく、無理なく続けられること」(46.0%)、「できるだけ短い時間で効果を実感できること」(41.5%)が上位に挙がり、健康分野でも、コストパフォーマンス(コスパ)に加え、メンタルパフォーマンス(メンパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)を重視する傾向が広がっていることが明らかになりました。