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高校生が作った「びわこ箸置き」 300個をガチャ化 キラキラ輝く水面と鮮やかな色展開 シークレットカラーも 「これは欲しい!」

米田 ゆきほ 米田 ゆきほ

滋賀県立信楽高等学校(@shigaraki_hs_ceramics)のInstagramアカウントが投稿した、ある工芸品の動画が大きな注目を集めている。

映し出されているのは、滋賀のシンボル・琵琶湖をモチーフにした色鮮やかな箸置き。「琵琶湖に箸をかけてね」というキャッチコピーと共に紹介されたこの「びわこ箸置き」は、公開から瞬く間に話題となり、動画再生数は21万回を突破。伝統ある焼き物の地、信楽で、高校生たちが作り上げた作品に込められた思いとは。指導にあたる技師の洞勇同(ほら・はやと)さんに詳しく聞いた。

――商品にかける生徒さんの思いについて 

洞:焼き上がった様々な色を見て、生徒たちは「四季を感じられる琵琶湖だ」「赤こんにゃくに似た色をしている」と、一つ一つの色に興味を持ちながら楽しくアイデアを出し合っていました。中には「できることなら売らずに持って帰りたい」という声が出るほど、愛着を持って制作に励んでいます。

――こだわりのポイントについて。

洞: 琵琶湖の形にへこませた部分にガラスの粉をのせて焼き上げている点。溶けたガラスが水面のようにキラキラと輝くのが特徴です。今回は「もっと多くの方に楽しみながら手に取っていただきたい」という思いから、陶芸部が中心となってガチャガチャ化を企画し、カラー展開をシークレット1種を含む全7色に増やしました。

――完成までに苦労したことは?

洞:とても大変でした。もともと乾燥時に曲がって失敗することが多いのですが、今回は釉薬とガラスの相性が合わない色もあり、琵琶湖に見えず商品にならないものも多くありました。その中でトライ&エラーを繰り返し、なんとか300個を制作しました。

――「びわこ箸置き」には長い歴史があると聞きました。

洞:はい。もともとは2021年に、本校の卒業生でもある実習教諭の杉村大樹先生が学校PRのために制作したもの。その教え子である私(洞)がSNSで発信し、現在の学生たちのアイデアでガチャガチャへとつながりました。まさに「世代を超えて想いがつながる信楽高校の結晶」なんです。

――発売について。

洞:令和8年7月14日の13時から、信楽駅構内にガチャガチャを設置します。滋賀にゆかりがある方はもちろん、サイクリングや釣りなどで琵琶湖の良さを知るすべての方に手に取っていただきたいです。実は信楽高校から琵琶湖までは約27km離れていて、作っている最中に琵琶湖は見えません(笑)。びわこ箸置きは、お箸を置いて初めて完成となります。皆様の橋(箸)かけ、ご協力よろしくお願いします!

◇    ◇

投稿には「これは欲しい!」「滋賀に行く理由ができた」「どの色も素敵な琵琶湖」などの反響が集まった。
バズったきっかけは、かわいさだったかもしれないが、その背景には、失敗を恐れず粘り強く土と向き合った生徒たちの汗と、母校の伝統をつなごうとする卒業生たちの情熱があった。信楽の街と世界をつなぐ架け橋になりそうだ。

滋賀県立信楽高等学校【公式】
https://www.instagram.com/official_shigaraki_high_school/

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