ほめているように見せかけて意地悪なことを言う「いけずな京都人」になり切って遊ぶ、本当にとても素晴らしいボードゲーム「京都人狼」が話題です。「村人」の中から「人狼」を見破る一般的な人狼ゲームと同様、「素直な京都人」の中から「いけずな京都人」を探すのが基本的な遊び方。全てが「いけず」に聞こえてしまう不穏な空気の中、「よそさん」は本心からほめてくれた「素直な京都人」を当てることができるのか!?
例えばいけずな伝える本音が「ケチ」だった場合、「お金を大切にしている」「税理士に向いてそう」、「無礼」は「びっくりするほど気さく」「接し方がフランク」、「友達が少ない」は「人を見る目がある」「自立している」などなど、とても品のある言い回しで表現。いけず例文の作成は、京都系インフルエンサーとして人気の「みえっぱりな京都人bot」氏(@kyoutojin_bot)が協力しました。そのほめ言葉、素直に受け取っていいのか、それとも…。
遊び方は次の通り。
①役割を決める
参加者の中から1人「よそさん」を決めて、残りは京都人になります。京都人になった人は「〜どす」「おおきに」など、なるべく京ことばで話します。
②本音を決める
よそさんが本音カードをシャッフルして京都人に3枚ずつ裏を向けたまま配布。素直な京都人は「素直な本音」を、いけずな京都人は「いけずな本音」を誰にも見せないように確認します。
③質問
本音を伝える上で必要な情報を聞き出すために、それぞれ京都人からよそさんへ質問。例えば「時代遅れ」という本音を言う時は「昔から大事にしてるもんとかありはんの?」「曲とかは何聴いてるんどすか?」といったことを聞き、相手の古いところを引き出します。
④ほめる
京都人が1人ずつ順番に本音を伝えていきます。京都人の勝利条件は「素直」だと思われることなので、素直な京都人もいけずな京都人も、よそさんに素直だと思われるように努めるのがポイントです。
⑤見破る
よそさんが「素直な京都人」だと思った人を全員指名します。
【応用編「しがいり」】
役割カードの「しが」を1枚追加することで、さらにゲーム性の高い京都人狼を楽しめます。「しが」とは文字通り滋賀人のこと。京都人のいけずを聞く機会が多かった滋賀人は、京都人の発言が「素直」か「いけず」かを見分ける特殊能力を持っているため、役割カードを配布後、全員が目を閉じている間に京都人1人の役割を確認することができます。
京都らしいデザインも印象的な「京都人狼」は、税別5000円。プレイの推奨人数は4〜8人。想定時間は15分ほどとなっています。
「つまらない」「みっともない」など、あらゆる「ない」からコンテンツの企画・制作を行う「ない株式会社」(大阪市淀川区)と、京都のデザイン会社「株式会社CHAHANG」(京都市中京区)の商品で、京都市内の一部店舗や販売サイトなどで購入できます。
【販売サイト】
・「京都 昌幸堂」オンラインショップ(https://shop.shokodokyoto.com/)
・「吉田山荘」オンラインストア(https://shop.yoshidasanso.com/)