茶トラの女の子「としお」ちゃんと、茶白の男の子「ビン」ちゃん。きょうだいである2匹の保護猫は、X(旧Twitter)ユーザー・とびまつさん(@matsubinto)の家族として迎えられました。としおちゃんは生後1カ月、ビンちゃんは生後3カ月のときに、新しい生活をスタートさせたのです。
2匹を迎えた経緯には、運命的なタイミングがありました。
「としおは、2022年10月にお迎えしました。前月、私の職場で野良猫が出産。しばらく職場の子がお世話をしてくれていましたが、夫がとしおに心を奪われてお迎えすることになったのです。当時、きょうだいのビンには里親さんが決まっていたため、としおだけを迎えました。それから2カ月経ったころ、ビンの里親さんがお迎えすることができなくなり、我が家に『お迎えしないか』と連絡が。としおとビンはきょうだいですから、よろこんで承諾しました」
こうして、としおちゃんとビンちゃんは一緒に暮らすことになりました。
新しい家での暮らしと変化
新しい家にやってきた2匹。それぞれの性格や行動が異なり、新生活の中でさまざまなドラマがありました。
「としおは、最初こそ警戒していましたが、少しずつ慣れてきて家中を駆け回るように。ミルクを飲むのがうまくなかったので指で与えました。一方、ビンは、物怖じせずドンとかまえているように見えましたが、やはり緊張していましたね。慣れるまでは、トイレもせずごはんも食べない状況が2日ほど続きました。その後は、すっかり懐いてくれたのでホッとしたのを覚えています」
また、猫との生活は飼い主さん自身にも大きな影響を与えました。
「私はずっと猫が苦手で犬派だと思っていたのですが、としおとビン、そしてのちの新たに迎えた保護猫のまつと暮らしてから『猫ってこんなにかわいいんだ』と知りました。現在は、完全に猫優先の生活をしています。買い物中も、つい猫グッズを見るほどです」
愛猫たちの性格と愛おしい一面
2歳を迎えたとしおちゃんとビンちゃん。それぞれの性格が際立ち、家族に癒やしをもたらしています。
「としおの性格は、ツンデレ。普段、あまり近寄って来ることはありませんが、たまにそばに来ると『おしりトントンして』とアピールし始め、してもらえるまで鳴き続けます。ビンの性格は、甘えん坊。いつもそばにやって来て頭や体をスリスリします。また、やきもち焼きな一面も。としおやまつの名前を呼ぶとダッシュでやって来ます」
彼らの個性が、飼い主さんにとって毎日を彩る特別な要素になっています。
「この子たちが来てくれて、猫に対するイメージが180度変わりました。『猫ってこんなに癒やしてくれるんだな』『こんなに懐いてくれるんだ』など、とにかく愛おしくてたまりません。今では、この子たちのいない生活は考えられません」
としおちゃんとビンちゃん、そしてまつちゃんが家族になり、飼い主さんの日常は猫たちを中心としたものになりました。これからも3匹と過ごす日々が愛と癒やしに満ちたものでありますように。