tenki.jpのYouTube動画でおなじみの気象予報士は、どのようにして気象予報士試験に合格したのか。合格のコツや実際に試験対策として行っていた勉強法をご紹介します。
気象予報士試験とは?
気象予報士試験は、学科と実技の試験があり、その両方の試験に合格する必要があります。また、学科試験は予報業務に関する一般知識と専門知識の2つの科目に分かれていて、合格すると、その科目については1年間の試験受験が免除されるという仕組みがあります。
学科試験の勉強法
2024年の8月に行われた第62回気象予報士試験で合格した植田気象予報士は、学科試験の勉強にあたり、自分の理解度に合うように、回答の解説が丁寧な問題集を選ぶようにしていたそうです。そのほかにも、過去問題の解説が充実している気象予報士合格応援サイトを見たり、気象予報士ブログを見るなど、ネットを駆使して理解を深めていたようです。
2014年の第42回の試験で気象予報士試験に合格した安齊気象予報士は、当時使用していたテキストの内容を一字一句、グラフや参考図に至るまですべてノートに書き起こすことを行っていたようです。
学科一般知識の合格のコツは?
学科試験はマークシート方式で出題15問中11問正解すると合格になります(合格基準は難易度により調整される場合があります)。
学科一般知識に合格するコツは、15問中4問出題される、気象業務法の問題をすべて正解することです。気象業務法の問題は試験問題の最後のほうで出題されているため、試験開始直後に先に解いておくことによって、頭が煮詰まる前のより正確な記憶で回答することができます。
植田予報士は、通勤途中などに〇×のクイズ形式で確認できる試験勉強用のアプリを駆使して繰り返し問題を解く対策をしていたとのことです。
実技試験の勉強法
植田気象予報士、安齊気象予報士ともに、過去10年間分の試験の過去問題を解いて試験対策を行っていたそうです。植田予報士は、分からない点はネットを駆使して理解を深め、安齊予報士は間違った問題はすべてノートに書き起こして見直しを繰り返し行っていたようです。
気象予報士試験は、気象予測手法の変更等に合わせて出題がされていくため、最新情報の確認は欠かさずに行った上で、試験に臨むと良さそうです。
気象予報士試験合格を目指している皆様、植田予報士と安齊予報士の勉強法をぜひ、参考にしてみて下さい。
動画解説:植田純生、安齊理沙