過去にバズったことのある猫の写真を時々、X(旧Twitter)に投稿しているという京都のタクシー会社「MKタクシー」さん(@MKofficial_PR)。今回も4年ほど前にTwitterに投稿したとある猫の写真を7月12日に投稿したところ、8.9万件のいいねが付くなど再び話題になりました。
MKタクシーさんは2月22日の猫の日にちなみ、「MKねこタクシー」を走らせるなど猫のイメージが少しずつ定着してきたというタクシー会社。今回再投稿して話題になったのは、上司からX担当者に無言で送られてきたという1枚の写真です。
そこには「まんまる」になった猫ちゃんの姿が…そんな写真には「不必要な事は一切書かず、『感じろ』と」「空間を活かしててなんかエモい」「これは見せたくなるのもわかりますね~」などと上司の意図をくみ取ろうとする人たちや猫ちゃんのかわいさにキュンキュンする人たちからたくさんのコメントが寄せられています。「MKタクシー=猫」というイメージが定着してきたのはなぜ? X担当者に聞いてみました。
2020年4月に撮影した猫の写真 上司から無言で送られてきた…なぜ再投稿?
──話題になった猫ちゃんの写真は、以前に上司の方から無言で届いたものだとのこと。
「2020年4月頃に上司から届いた写真でして、京都府内の山奥のお寺で撮影されたものです。お寺にご挨拶へ訪れた上司が猫の皆さんによくお会いするようで。その様子がたびたび届いています。猫はお寺に数匹いて、お寺や地域の方で面倒を見られているとのこと。車もほぼ通らないような場所なので、伸び伸び過ごしているそうです」
──なぜ今回の写真を再投稿した?
「過去にバズったことのある猫の写真を数年に1度載せていたりするのですが、それが今回たまたま拡散されたようです。投稿したタイミングが金曜の夕方だったのですが、多くの人が帰宅のタイミングだったので…帰宅の際の癒しになればと思って投稿していました」
──当時、上司の方がX担当者さんに猫の写真を送ったのはなぜ。
「この『上司』は私とは違う部署でして、いろんな場所にご挨拶やツアーの下見などで、出かけているので景色の写真などをよく送ってくれます。私が『猫などの動物も撮れたらぜひ送ってください』と過去に言ったこともあり、その言葉に対応してくれています。たくさん写真を送ってくれるので、その都度いろいろと言葉を添えるとお互いに返信が大変なので説明がある時もあれば、とくに言葉も添えてないこともあります。あのまるまった猫の写真もその日届いた数十枚の猫写真のうちの1枚だったと記憶しています」
──なるほど。たくさんの猫ちゃんの写真の中の1枚を投稿したと。
「はい。投稿する時には、あの余白たっぷりの写真に説明も何もつけたしたくないと思ったのと、上司から猫写真がたくさん届く様子のシュールさが少しでも伝わるように『上司から無言で届きました』と短く伝えることにしました」
「MK=猫」のイメージがついてきたのは…
──猫ちゃんはどうなった?
「お寺の方と地域の方に守られて伸び伸びと、お友だちの皆さん(猫)と過ごされています。リプライにある1 ~3枚目はまるまった猫と同じ場所で撮られているものです。4枚目は別の場所で車両撮影中の私とドライバーの前に現れた猫ですね。ちょっとでMKタクシー要素をいれたくて4枚目を入れました。投稿していたその他の写真を見てもタクシー要素が一切なかったので(笑)」
──MKタクシーさんが猫ちゃんのイメージがついてきたのは。
「私が会社のSNSに載せていた猫写真がバズったりして、『MK=猫』のイメージが少しずつ定着してきたようです。その後、猫関係の場所を巡る猫ツアー(現在は運行休止中)があったりと猫関係のことを取り組んでいました。また2月22日の猫の日にちなみ、『街なかで偶然、猫と出会ったようなときめきを』と、猫好きドライバーが猫のしっぽや足あとなどの装飾を施した『MKねこタクシー』を発案。近年は人事部が中心となって運行するようにもなりました」
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バズった猫写真の撮影者である「上司」の方はMKの旅行部門(MKトラベル)で京都を中心にツアーの制作もしているそうです。「MKトラベル」のSNSアカウントのフォローもお願いしますとのこと。こちら→MKトラベル公式Xアカウント(@mk_ryokou)、MKトラベル公式Instagramアカウント(@mktravel.jp)。