「よく見て。これがある家はとても危険な状態です。」
防犯や緊急時に役立つ情報をSNSで発信されている「いくみ」さん(@193fp)。強盗や空き巣が使うマーキングをX(旧Twitter)で紹介し、話題になりました。
今年は首都圏を中心に「闇バイト」を使った強盗事件などが相次いで発生。年末年始になると空き巣の被害も増えて、防犯対策を万全にしておきたいものです。実は、空き巣犯などが家の表札やインターホンに傷をつけたりするといったマーキングをしているケースがあるといいます。いったい、どんなマークでしょうか? いくみさんの投稿をご紹介します。
SWDは「女子大生のひとりぐらし」 Aは「住人はアルバイト」…『B』はどういう意味?
「小さなキズにみえますが、強盗や空き巣が使うマーキングというものです。コレがあるとすでに下調べ済みでターゲットになっている可能性も…
例えばこちらは『女子大生のひとりぐらし』 と思われます。
Sはシングル
Wは女性
Dは大学生」
「アは『住人はアルバイト』
闇バイトの勧誘でもするつもりでしょうか…」
「『SW10-20R』
Sはシングル
Wは女性
10-20は10時から20時
Rは留守
つまり、女性の1人暮らしで10-20時までは家が空いてるという意味ですね」
紹介したのは、いずれもインターホンの隅にマーキングした事例。例えば、Sは「一人暮らし」「シングル」、Fは「家族がいる」など、まず「住まいの状況」を、またRは「留守」、SSは「土日休み」、9-15は時間で「9時から15時まで」といった「住んでいる人の行動」や、ヤは「住人はヤンキー」アは「住人はアルバイト」など「住んでいる人の特徴」を示すマークが付けられているとのことです。
万が一、マーキングされたら?
一方、侵入されないと思われるマーキングもあります。
「『B』はブラックリスト。
これだと侵入されなさそうですし、書かれるならこれを書かれたいですね。先回りして書いとけば防犯になるのかは調査中です…」
こうしたマークを付けるのは一例で、他にも謎の置き石をしていたり、ゴミが捨てられてあったりなども下見済みの可能性があるとか。防犯対策として、気を付けることはというと「玄関ドア、インターホン、ガスメーター、郵便ポスト等つけられやすい場所は時々チェックするようにする」「置き石やペットボトルなどを置いてマークすることもあるので、家周りをいつもきれいにしておく」ことだと、いくみさんは訴えます。
万が一、インターホンや表札にマーキングされていたら、証拠写真を撮っておいた上で除光液やシールはがしなどを使って消したり、傷を補修したりすることで未然に防ぐことも可能。また設備の業者を装って様子を見にくることが多く、その際には…「ご近所との関係性は良好」「外から見えにくい家の死角まで掃除されている」など、お互いに顔見知りが多いと知らない人が来たらすぐ気づくため狙われにくく、かつ家周りをしっかりと手入れされていると防犯意識が高いと判断されるようです。強盗や空き巣に狙われにくい行動を心掛けましょう。
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「これ怖いですね インターホンとポストチェックしちゃいました」
いくみさんの投稿に、インターホンや表札などをチェックする人たちが続出。たくさんのコメントが寄せられています。
「これ怖いですね インターホンとポストチェックしちゃいました」
「これで共有してるんですね」
「書かれてないか 定期的にチェックしておきます」
「これはほんっとにびっくりしますよね 初めて教えていただいた時から自宅や親戚の家で確認してます」
「よーくみないとわからないですね すぐみてみます」