「放置子」からタゲられたら→「逃げろ!罪悪感は持つな!」元放置子からの助言が衝撃 対応に困惑する親たちへ

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

弱みにつけこんできた大人

ーー当時の自分や、自分を救ってくれなかった周囲の大人に言いたいことはありますか?

「周囲の大人に伝えたいことは特にありません。個人単位で出来ることは何もないですから。もし当時の自分のような子に何か言うとしたら……今誰が何を言っても響くことはないでしょうけど……女の子はどんなにボーイッシュな格好をしていても、地味な格好をしていても、性的被害に遭います。でもそれは加害者が完全悪で、被害に遭われた子には何ひとつ責任はありません。

当時の私は、誰かに構って欲しくてなりふり構わず手当たり次第に話しかけたり、周囲に相当な迷惑をかけたと思います。そのことはお詫びしたいですが、無知な私に局部を触らせてきたおじさんに対しては……絶対に許せないです」

◇ ◇

個人で出来ることは「逃げること」

親からの育児放棄や虐待により生まれる「放置子」。しかし、その親もまた「放置子」だった可能性があるなど、問題は想像以上に根深い。生半可な善意で「放置子」の負の連鎖に関わることは、自分自身の大切な子どもや生活を失うような大きな危険が伴うことを、絶対に忘れてはならない。

今回の取材に対して、決死の告白と助言を投稿した「元放置子」のじんちゃんさんは、「放置子は、皆さんに罪悪感を植え込んでコントロールしたり、勝手に期待して勝手に裏切られた気持ちになって攻撃し、自尊心や自己肯定感を削っていく。それはやがて皆さんの大切な子どもに降りかかります。絶対に、逃げて!」と、強く訴えた。

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