「放置子」からタゲられたら→「逃げろ!罪悪感は持つな!」元放置子からの助言が衝撃 対応に困惑する親たちへ

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「放置子」にとって悪事は「娯楽」

ーー「罪悪感など感じないで」というアドバイスは衝撃でした。ただ、毅然とした対応をした場合、「放置子」からの報復が心配です…。

「最初の頃は拒絶されると、なんでなんで!?と癇癪を起こした記憶があります。でも次第に拒絶されることに慣れ、すぐ諦めるようになりました。数打てば当たる。そのうちに拒否や拒絶の空気を肌で感じるようになり、逆にイケそう!という手応えも覚え、猫屋敷に住むお姉さんなど、年齢が全く違う人を引っかけることができるようになったと思います。まるで飛び込み営業ですね。相手側の対価は何もないどころか、こちら側がむしり取ってばかりでしたが…。

報復の有無については、『放置子』は幼稚で憐れな生き物なので、次の機会への期待を捨てられないので、基本的にスッと引いてました。あまりにもガツンと怒ってくるお宅に対しては、男の子がよくピンポンダッシュをしていました。私は足が遅いのでしませんでしたけど。もし足が速かったらやっていたと思います。なにぶん放置子は娯楽に飢えてますから、ピンポンダッシュなどという、匿名型でスリルのあるゲームはなかなかないですからね」

どんな女の子も性的虐待の対象になる

ーー社会問題になっているトー横や、大阪のグリ下(グリコの看板のある橋の下)に集まるキッズも、多くが「放置子」と言われていますね。

「彼ら彼女らは放置子のなれの果て、または、別の虐待から逃げることができた、生きるためにサバイブしているソルジャーだと私は思っています。大人たちが救わなかった被虐待児たちは頑張ってあそこに辿り着き、似たような境遇の子らと傷を舐め合い、泡沫の夢を見ているのだと思います。

現在虐待にさらされている子どもたちにとって、トー横は桃源郷かユートピアに見えていると思いますよ。飢餓や暴力などに怯えることがないし、一方的な搾取からも解放され、傷を舐め合える仲間がいて、生きる術を教えてくれるんですから」

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