結論「逃げろ」
じんちゃんさんは続けて、我が子が「放置子」と仲がいい場合のアドバイスを投稿。
「スマホを持つ年頃まで仲が良いと、負けます。いろんな悪事を覚えた子の餌食になります。なんとかしてその子以外の仲良しの子を作ってください。放置子が囲って洗脳してる可能性もあるので、学校外での関わりを増やすことを推奨します。放置子、洗脳してきますよ。聴き取り頑張ってください」
そして、「聴き取り」の詳細についても投稿。
「(我が子に対して)真っ向から、お前は洗脳されてる!なんて言ったらダメなので、放置子と遊んでどこが楽しかった?ちょっと困ったこととかあった?の聞き取りから始めて、他の子だと困ったことがないならその子たちと遊んでおいでよ、と促す必要があるかと。洗脳or子分化させるんで、放置子は」
「元放置子」だったからこそ言える、「罪悪感を持つな/関わるな」というじんちゃんさんのアドバイスに対し、それでも、親からのネグレクトで「放置子」となった子どもがかわいそう…という、同情の声も多く寄せられた。
「放置子が可哀想、という文言をたくさん見かけました。成長した放置子は非常にタチが悪いことをご理解ください。可哀想だから可能な限りサポートしてあげたい、という憐憫の気持ちは大変結構。優しい方ですね。しかしそれは、(自分の)子供を生贄に差し出す行為だということと同義だと、私は思います。結論、逃げろ」(じんちゃんさんのXの投稿より)
本当のターゲットは「よその親」
また、これから「放置子」と遭遇する可能性のある若い親たちに対しても、じんちゃんさんはこんなアドバイスをXに投稿している。
「まだ全然放置子とか関係なさそうなばぶちゃんのママさんへ。よく行く公園によくいる、年齢が離れているのに遊ぼう遊ぼうと誘って来る子は高確率で放置子です。同年代はもう相手にしてくれないのでタゲをママにして、ばぶちゃんのポジションを奪いに来ます。時間帯変えようネ」
「最後に。今回は放置子の思考回路や子どもに降りかかる影響などをメインに書きましたが、それでも手を差し伸べたいとおっしゃる優しい方のなんと多いことか。それならば、いつどんな被害(金銭物理精神)を受けたかメモを取り、定期的に児相に通報してください。放置子は福祉で救われます。間に合えばですけど」
転機は「引っ越し」「新しい友人」「読書」
「元放置子」であるじんちゃんさんの一連の告白とアドバイスに対して、「放置子にも優しくして、とか言うのかと思っていたら、すごくキッチリ対応策を教えてくださっていた」といった驚きの声も多く寄せられた。
その後、「人を思いやり、心を割くということを知り、同時に自分の親が異常だとも理解した」と、Xにポストしていたじんちゃんさん。転機のきっかけは、「引っ越し」と「新しく出来た友人」と「読書」だったという。
「自分の常識は他人の非常識なのだということを理解してから、ひたすらサバイバルしていました。積み上げてきた常識をすべて疑い、常に周囲を観察し、人はどのような時に相手に好意を抱くか、嫌悪を示すかなど学びました。読書は大変役に立ちました」(じんちゃんさんのXの投稿より)
自分を大切にしてくれる方と出会い、可愛い子どもたちにも恵まれたじんちゃんさん。「元放置子」だったからこそわかる「放置子」の現状と対応法について、お話を聞いた。