熊による今年度の人的被害が、統計開始以降最多を更新し続けているという。テレビやネットでも毎日多くの「熊」のニュースが報道されている。
そんななか、熊が多く出没する地域で、行政から許可を受けて熊による農業被害のあった畑に罠を設置しているという投稿者が、例年にないほど多数の熊が出没している地域の現状をX(旧Twitter)にポスト。多くの反響が寄せられた。
今年の熊出没数は異常「天変地異レベル」
「都会の人はなんで毎日熊のニュースばっかりなんだろうと疑問に思うだろうけど、はっきり言います。今年の熊出没は天変地異レベルの異常。ハンター歴55年の師匠もこんなのは初めてだと言ってる。人口12000人の小さな地区なのに、毎日毎日クマクマクマ。毎日の熊出動で少し自分も精神的にきついっす」
現在のところ、投稿者の地域では人的被害は報告されていないという。それでも、「今日の現場で農家さんに話聞いたら『夜に見回りに来たらでかいの3頭もいたぞ』と。群れで来てるとは驚きです。でも頼むから夜のパトロールは車から降りないでくれ。今のところ農業被害だけで人的被害は出てないけど、時間の問題のような気がする」と、ポストしていた投稿者。
天変地異レベルという熊の出没数に加え、明らかに大型個体の捕獲が多いなど、今年の状況は例年とはかなり違っていると言う。
「10月から熊の目撃出没、農業被害が多発しており、例年の3倍の補殺数となってます。今年は確かに熊のエサとなるドングリが不作ですが、熊が増え過ぎているのが原因ではないかと考えています。そもそも熊がなぜ増えるのか?それは、温暖化、地域の過疎化、ハンターの減少など、要因はさまざまです」
命がけの「ハンター」自治体からの手当は時給1000円!?
さらに、熊被害を最前線で食い止めるハンターたちの厳しい現状もポストしていた投稿者。
「愚痴だけど、連日熊対応。すごい危険な現場でこんなことに対応できるのは、猟師の中でも限られた一部の人だけ。師匠が出動してくれるから自分も積極的に行くけど、出動手当時給1000円はいくらなんでも人を舐めすぎだと思う。命晒してヘルメット被って、いつ襲われるかという状況に対応して1000円って、誰もやらなくなるぞコレ」
投稿者に聞いたところ、高齢化するハンターの中でも、もともと熊に対応できるハンターはかなり限られているという。
「現在のハンターは団塊の世代で、年金暮らしで比較的裕福な方が多いため、皆さんが無償の奉仕の精神でやっています。自治体によっては、時給1000円よりも高い手当のところもあるかもしれないし、中にはハンターが無償で対応している場合もあると思います。ただ、今後世代交代が進むにつれ、現在のように、金額に見合わない危険な作業をやる人がいなくなるのは目に見えています。さらに熊対応ができるハンターとなると、数年後には時給や手当をどうこうしても、すぐには対応できないでしょうね」