タオルの買い替え頻度は? 10人に1人が「3年以上」と回答 寿命やにおい対策の解説も

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

なお、同調査では、「タオルの寿命や雑菌、におい対策」について以下のように解説しています。

【タオルにはたくさんの雑菌】

タオルの菌の増殖要因には、皮脂(汚れ)、水分、温度、pHなどがあります。菌にはそれぞれ適した生育条件がありますが、その中で最適な条件が揃ってしまうと菌もより増殖しやすくなります。例えば、湿度が高い環境であったり、濡れたままで放置される、何日も同じタオルを使用するなどです。

上の写真は、タオルに菌を付着させ、18時間後に菌の数を計測したものです(※)。一般的なタオルでは、菌付着後18時間で菌の数が増殖していることがわかります。
(※)一般財団法人日本繊維製品品質技術センター 神戸試験センターによる検査

【タオルの部屋干し臭の原因は菌】

臭い(悪臭)の原因のひとつに細菌の増殖があります。人の肌や粘膜などにはたくさんの菌が存在しており、その中の一部の菌がタオルに残った水分や皮脂などを栄養にして増殖します。タオルの生乾き臭は、「モラクセラ菌」という菌の糞が主な原因ですが、タオルが乾くまでの時間が長いほど菌が増殖しやすいため、湿度の高い時季やこもりやすい場所(部屋干し)で乾燥をする際は注意が必要です。

こういった菌の増殖を防ぐためには、ご家庭では下記のような対策を行う事により、菌の増殖に起因した臭いの発生を予防することが出来ます。

▽洗濯乾燥機の使用(コインランドリーの高温乾燥機だとベター)
▽熱湯に浸す(ただし、お湯から取り出したら、すぐに洗濯、乾燥)
▽漂白剤を使用
▽抗菌タオルを使用

【タオルの寿命について】

タオルの寿命は、素材や洗い方によっても異なってきますが、以下のような交換時期の目安があります。

▽タオル自体が薄くなってきた
▽タオルのパイルがゴワゴワと硬くなってきた
▽色褪せたり変色してきた
▽洗っても臭いが残るようになってきた
▽パイルの引きつれがいろいろな箇所で発生したり、ヘムがほつれてきた

これらがタオルの交換時期のサインです。タオルが硬くなれば、拭いた際に肌へのダメージの原因となりますし、臭いが残る場合には菌や菌の排泄物が蓄積している可能性が高く衛生的にあまりいいとはいえません。上記のようなサインがみえたら、新しいタオルに交換して、気持ちも新たに爽快な気分で日々を過ごして頂きたいと思っています。

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