「茨城県にある巨大な大仏のスキルがテクい」
全国津々浦々の情景を独自の視点で表現する、フォトグラファーのHisaさん(@Hisa0808)。「X」(旧Twitter)に投稿した茨城県の大仏の写真が大きな話題になりました。
Hisaさんが撮影したのは、茨城県牛久市にある牛久大仏。全高が120メートルにもなり、青銅製の立像としては世界最大であるとして、ギネス認定もされている仏像です。その大きさは、かの有名な奈良・東大寺の廬舎那仏像が掌に乗ってしまうほどだとか。
そんな大仏を撮影されたというHisaさん。しかし、その写真をよく見てみると…。大仏の手に、一機の飛行機の姿が。大仏の指が飛行機の尾翼に重なり、まるでつまんでいるよう。決定的瞬間が激写されていますね。リプ欄にも驚嘆の声が続出しました。
「優しいつまみ方」
「ある意味ナイスキャッチ」
「決定的、瞬間ですね」
「西遊記みたい」「タバコ吸ってる…?」 それぞれの解釈が面白い
さらに、この光景を独自の見方で楽しむ方もいらっしゃいました。
「何となく西遊記のイメージ」
「お釈迦様と孫悟空を思い出した!」
コメントの中で多かったのは、「西遊記みたい」という声。1978年に放送され、大ヒットしたTVドラマ『西遊記』の冒頭で、堺正章さん演じる孫悟空が、高峰三枝子さん演じる釈迦如来の掌で踊らされるシーンがありますね。Hisaさんの写真も偉大なる大仏の前に、人間の文明の象徴である飛行機が弄ばれてしまっているように見えなくもありません。
「すげぇ、飛行機がタバコみたい」
「タバコ持ってんのかと思った」
「タバコを吸っているのかと勘違いしました」
タバコで一服しているように見える、という声も。日本では仏門の喫煙が必ずしも禁じられているわけではないものの、それでも良くないものとみなされているのは事実。なのに、仏の道の象徴である大仏が堂々とタバコを吸っているという、ギャップが面白いですね。
このように、見方によってさまざまな解釈ができてしまう写真。
「動画をいい位置で撮ってるヒサさんもテクい」
「さすがHisaさんです」
「えぇえ、、大仏もヒサさんも神テクすぎです」
Hisaさん自身のフォトグラファーとしてのスキルを称える声も、多く寄せられています。
また、Hisaさんは写真とは別に、この場面を撮影した動画も公開。大仏の指に飛行機が重なるその瞬間を見ることができます。
Hisaさんに聞きました。
――茨城にはどのような理由で訪れたのですか?
Hisaさん:茨城県にはこれまで行ったことが無かったので、撮影をしに行きました。
――大仏が飛行機をつまむ、という構図に驚きです。どのような経緯で撮影しようと思われたのでしょうか?
Hisaさん:この構図自体は、前に何かの記事で見かけたものだったんです。当初は牛久大仏を撮るつもりはなかったのですが、その日の宿が大仏の近くだったので、あの構図が撮れるのかな?と半信半疑で見に行くことにしました。実際現地に行ってみたところ、短い間隔で飛行機が飛んできて、せっかくなので撮りました。
――撮影にはどのくらいの時間を費やしましたか?
Hisaさん:多分30分程の撮影時間だったかと思います。
――短時間で決定的瞬間をとらえることに成功したのですね!撮影に工夫したことなどは?
Hisaさん:「大仏の大きさがわかるようどこまで引きで撮るか」ということと、「飛行機を見やすく撮る」という点ですかね。引きで撮った写真では飛行機に見えないかも知れないと思い、手元を拡大した写真も一緒に投稿しました。
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【Hisaさん Profile】
全国の絶景や情景を独自の視点で撮る写真家。Instagramや「X」(旧Twitter)などSNSを中心に作品を発表しており、これまでに国内外を問わず数々のテレビ局、WEBメディア、雑誌などに写真が取り上げられる。特に「X」では撮影した写真がトレンド入りするなど、話題性の高い写真にも定評がある。
■Hisaさんの「X」 (旧Twitter)はこちら
→https://twitter.com/hisa0808
■HisaさんのInstagramはこちら
→https://instagram.com/ag.lr.88/
■Hisaさんのリンクはこちら
→https://bio.site/hisa