増水した溝の壁につかまっていた子猫 通りかかった女子高生に助けられ宮司の家族に ひっそりとしていた神社に奇跡が起きた

うちの福招きねこ〜西日本編〜

西松 宏 西松 宏

たくさんの方が参られるようになったため、今度は私たちがなにか社会貢献できないかと考えていたとき、毎年、「猫の日」(2月22日)、「世界猫の日」(8月8日)があることや、さくらねこ(去勢避妊手術をした目印として耳の先端をV字カットした猫)の存在を知りました。あずきも保護猫ですし、それならば、初穂料の一部を保護猫団体に寄付する「さくらねこ御朱印」を出してみてはと思いつき、2020(令和2)年8月から発行を始めました。

「2」(ニャン)が6つも並んだ「スーパー猫の日」(2022年2月22日)には、地元のテレビ局の取材を受け、たくさんの猫好きの方々に注目いただきました。このさくらねこ御朱印は2月の猫の日と8月の世界猫の日の前後の期間、年2回発行することにしています。中には「猫は飼っていないけど、不幸な猫を減らすことに繋がるなら協力したい」という方も。僅かな金額ではありますが、毎回、保護猫団体に寄付させていただいています。

1年前には、三毛の「おもち」を保護猫団体から譲渡していただきました。あずきに遊び相手がいた方が、寂しくないんじゃないかと思いまして。初めておもちが家にやってきたとき、あずきはシャーと威嚇してたのに、しばらくするとすぐ仲良くなりました。あわせると「あずきもち」です(笑)。2匹で参拝者をもてなしてくれればそれが理想ですけど、おもちは人見知りで、知らない人を見ると逃げてしまうので、人前に出すのは難しそうです。

8月1日からは、第7回目のさくらねこ御朱印を頒布する予定です(9月末まで)。最近では「あずきに会いにきた」という方も少しずつ増え、あずきは招き猫としての役割を立派に果たしてくれています。参拝者の方々がここに参られて、笑顔で帰られる姿を見るのがなによりも嬉しいです。

【社名】「久山年(くやまとし)神社」
【住所】長崎県諫早市久山町2275-2
【ホームページ】https://kuyama-toshi-jinja.jp

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