「この甲冑を着て亡くなった人の怨念が…」→「俺、戦って絶命したっけ?」場が凍った「落語のオチ」みたいな理由に5万人が納得

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「霊」や「思念」の存在は否定しないけど…

ーー今回のような経験はよくあることなのですか? 

「趣味で収集している甲冑、刀剣、武具などの古物の画像をSNSにアップすると、『霊が憑いてそう』『人を斬ってそう』などと言われることは多々あります。以前、刀剣鑑賞会を開いた際にもやはり、『斬られた人の霊がいて、霊障で近づけない』とおっしゃる方がいました。もし霊障を感じやすい方であるなら、なぜ『刀剣』という、古来から信仰のや畏怖の対象となる、人の情念が籠もりやすい物の鑑賞会にわざわざおいでになったのかな?と気になったことを覚えております」

ーーはっきり理由が判明している今回のツイートに対してもまだ、「霊が…」とおっしゃる方もいるようですが……。

「『視える』という方から、『その甲冑そのものではなく、戦国時代の甲冑という概念に縁して取り憑いてる』というリプライが届き、驚きました」

招かれてない「あなた」は主役じゃない

ーーオリジナルの甲冑以外にも、実際に使用された甲冑や兜などもお持ちなのだそうですね。

「はい。実戦で使われた多数の甲冑武具も所持しています。私の先祖が実際に手にして戦った刀剣もあり、その刀には相手の刀を受けた際についた刀疵もございます。しかしながら、それらの甲冑武具を部屋に置き、寝食を共にしている現在でも、霊障や原因不明の体調不良などはなく、また、特段この身に不幸が降りかかったこともございません。もしこういったイベントや鑑賞会で『体調が悪い』と感じられたなら、周囲に持論を主張される前に、ご自身の判断でその場から退出するなりで対処される方が賢明かと思います」

ーー「心霊とかホラーとかオカルトは大好き」とツイートしていらっしゃいましたが、「霊」や「視える人」の存在を否定しているわけではないそうですね。

「はい。趣味としてではありますが、私自身も古典や民話、土着の文化や信仰、言い伝えなどに親しんでおりますので、神仏の存在を始め、霊や縁、思念などを否定するつもりは毛頭ございません。ただ、由来もはっきりしている他人の持ち物にケチをつけるような発言をしたり、イベントや鑑賞会という場の空気を乱す行動は、慎まれた方が良いように思います。

仮にその方が、悪いモノを見る『霊能力者』としてその場に招かれたのならいざ知らず、実害がないにも関わらず、あえて大勢の前で声高に持論を披露する必要はないと思います。その場の主役は”あなた”ではありませんから、『目立ちたがり屋のかまってちゃん』と取られても仕方ないと思います」

視る力の前に「読む力」を

左近大夫☆浜次郎さんは決して、「視える人」や「霊」などの存在を否定しているわけではありません。しかし、自身の大切な持ち物に対して、頼んでもいないのに「怨霊が…」と、不安を煽るようなことを公の場で言われたら……不快に感じるのは当然です。

また、左近大夫☆浜次郎さんは一連のツイートを通してはっきりと、「2016年頃に甲冑工房に発注した、自身が所有する現代製の甲冑」と言及しています。にも関わらず、いまだにツイートをしっかりと読まず、「武士だったご先祖が試着してるとかじゃないでしょうか」と、謎に食い下がる人もいるようです。

見えないものを視る力を発揮する前に、「文脈」や「場の空気」を読む力も持ち備えていたいですね。

■左近大夫☆浜次郎/左近少将★今若さんのInstagram「sakone_shogen」

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■YouTubeチャンネル「左近少将★今若 平安貴族系Vtuber」

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