「仕事に行きたくない」理由ランキング 「やる気が起きない」「疲れが取れていない」を抑えた1位は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

出勤前に仕事のことを思い出して「仕事に行きたくない…」と感じる人もいるのではないでしょうか。一度でも就労経験がある全国の20~60代の男女500人(女性370人・男性130人)に、「仕事に行きたくない理由」についてのアンケート調査を実施したところ、最も多かった回答は「職場に苦手な人がいる」でした。そのほか、仕事に行きたくないと思ったタイミング、その時の症状、対処法などについても聞いています。

株式会社ベクトル(東京都千代田)が、2023年1月にインターネットで実施した調査です。なお、回答者の年代は、20代以下(23%)、30代(43%)、40代(22%)、50代(10%)、60代(3%)となっています。

調査の結果、「仕事に行きたくないと感じたことがある」と答えた人は95%に上りました。また、「仕事に行きたくない理由」については、「職場に苦手な人がいる」(197人)が最も多く、次いで「疲れが取れていない」(176人)、「やる気が起きない」(153人)、「人間関係が悪い」(144人)、「業務量が多い」(131人)などが続いています。

具体的には、「ノルマが達成できていない月末は本当に行きたくない」「職場に嫌いな人がいて、同じ空気を吸うだけで精神的に疲れると考えると憂鬱」「家事、育児、仕事の両立が大変で疲れがとれない」など、対人関係や業務量、家庭や子育てに関する声が多く寄せられていました。

また、「仕事に行きたくないと感じるタイミング」については、「朝起きたとき」(339人)が最も多く、次いで「出掛ける準備をしているとき」(189人)、「夜寝る前」(181人)、「休み明け」(176人)といった回答が上位に並びました。

続いて、「仕事に行きたくないときに感じた症状」を教えてもらったところ、「疲労感」(188人)、「眠れない」(146人)、「頭痛」(93人)、「吐き気」(80人)などが上位に挙げられた一方で、「症状はない」と答えた人は181人でした。

具体的には、「毎朝、同じ毎日が来ると思うと憂鬱で、勝手に涙が出てくる」「会社に着くと汗が噴き出てくる」「円形脱毛症になりました」「朝出勤する前、心臓とお腹が痛くなる」といった、早急な状況改善を要する可能性のある症状がうかがえる声も寄せられています。

さらに、「仕事に行きたくない時の対処法」を聞いたところ、「諦めて仕事に行く」(174人)が最も多く、以下、「割り切る」(131人)、「楽しみを作る」「休みをとる」(いずれも116人)、「美味しいものを食べる」(110人)などが続きました。

具体的には、「お金をもらうためだと割り切って働く」「友達と飲みに行って発散した」「むりやり頭を切り替えて働いた」「仕事をキャンセルして完全に休日にして、頭を空っぽにするように努めた」「職場でみんなで愚痴る」など様々なコメントが集まっています。

最後に、仕事に行きたくない人に向けてアドバイスを聞いたところ、「まずはゆっくり休むこと」「誰か自分の味方になってくれる人をみつける」「無理することはない」「辞めるなり転職するなりした方が絶対幸せになれる」「まずは頑張っていくべきだが、体調が崩れるくらいなら遠慮なく休むべき」など、自分を最優先に、というコメントが寄せられたそうです。

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