忘年会の季節がやってきました。昨今ではお店・時間帯・参加する目的なども多様化しているといいます。株式会社リクルート(東京都千代田区)の調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』が実施した「令和版・理想の忘年会調査」によると、会社・仕事関係の忘年会に「参加する意向」を持つ人は4割弱にとどまった一方、友人知人との忘年会では7割強にのぼることがわかりました。
調査は、全国の20~60代の男女1035人(男性517人、女性518人)を対象として、2025年10月~11月の期間にインターネットで実施されました。
はじめに、「会社・仕事関係の忘年会への参加意向」について、「参加したい」と答えた割合を見ると、全体では36.9%にとどまりました。
年代別では、30代(43.0%)が最も高く、次いで20代(41.8%)。40代(37.1%)、60代(32.0%)、50代(31.8%)が続き、若い世代で参加意欲が高いことがわかりました。
一方、「友人知人との忘年会」では、全体の74.7%が「参加したい」と回答。年代別に見ても60代(79.9%)、40代(76.9%)、30代(75.5%)、50代(70.1%)、20代(69.9%)と全年代で参加意欲の高さがうかがえました。
次に、「会社・仕事関係の忘年会で行きたいお店」を尋ねたところ、0次会(1次会の前に軽く集まる会)~2次会は全て「居酒屋」(0次会36.8%、1次会56.2%、2次会35.5%)が1位となった一方、3次会では「カラオケ」(31.0%)が1位となったほか、飲み会の〆をイメージしてか、「ラーメン・そば・うどん等の専業店」(23.7%)が2位になりました。
また、会社・仕事関係の忘年会について、「望ましい時間帯」を尋ねたところ、「18時~19時ごろ開始、21時ごろ解散」(61.5%)が圧倒的多数となった一方で、「12時~13時ごろ開始、14時~15時ごろ解散」(11.5%)が次点に挙がり、「忘年会はランチ帯で」という人も一定数いることがわかりました。
最後に、「会社・仕事関係の忘年会に参加する目的」を尋ねたところ、「同僚と親睦を深める」(25.0%)が最多となったほか、「日頃仕事で関わりのある人と親睦を深める」(21.7%)、「自分が所属している部や課などの人との親睦を深める」(19.6%)といった社内での親睦を深める目的がトップ3を占めました。
一方で、「普段食べられない贅沢な料理を食べる」(18.1%)や「思い切り食べる」(13.9%)といった意見も見られ、料理目当ての一面もあることがうかがえました。