マイナポイント第2弾の対象となるマイナンバーカードの申請期限が2023年2月末に延長されたことを受け、マイナンバーカードの取得を考える人も多いのではないでしょうか。そこで、マイナンバーカードを取得している全国の20~69歳の男女2000人に「マイナンバーカード及びマイナポイント」について調査をしたところ、マイナンバーカードを取得した理由は、7割の人が「マイナポイントがもらえるから」と回答しました。また、約7割の人が「マイナポイント第2弾に申し込んだ・申込み予定」と回答したそうです。
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(東京都渋谷区)が、2022年11月にインターネット上にて実施した調査です。
まず、「マイナンバーカードを取得した理由」を聞いたところ、「マイナポイントがもらえるから」(70.0%)が最も多く、次いで、「本人確認書類(身分証明書)として使えるから」(42.9%)、「住民票、印鑑証明書などの各種証明書をコンビニで取得できるから」(27.4%)と続き、マイナポイントが多くの人にとって、マイナンバーカード取得を促す魅力になっていることがうかがえたそうです。
2022年1月1日から開始された「マイナポイント第2弾」は、マイナポイントの申し込み後、選択した決済サービスでチャージまたはお買い物をした人、マイナンバーカードを健康保険証としての利用申込みをした人、公金受取口座の登録をした人に対し、キャッシュレス決済サービスを通じて最大2万円分付与されるポイントの総称です。
そこで、「マイナポイント第2弾の申し込み」について聞いたところ、68.5%の人が「ポイントを申し込んだ・申し込み予定」と回答。一方、「申し込みしていない・申し込む予定はない」と回答した人は22.2%でした。
「マイナポイント第2弾に申し込んだ・申し込み予定」と回答した1369人に「マイナポイント第2弾の申込みにかかった時間」を聞いたところ、「10分以上20分未満」(33.8%)、「10分未満」(32.3%)が上位を占め、平均は「24.5分」でした。
また、「マイナポイント第2弾の申込みの難易度」については、78.3%の人が「簡単だった(簡単だった38.5%、やや簡単だった39.8%)」と回答し、60代も73.8%が「簡単だった(簡単だった35.8%、やや簡単だった38.0%)と回答したそうです。
さらに、「マイナポイントの使い道」としては、「生活費、教育費」(51.2%)、「旅行費、娯楽費」(18.5%)などが挙げられました。
次に、全回答者に「マイナンバーカードを使用したシーン」を聞いたところ、「本人確認書類(身分証明書)として使用」(43.2%)、「住民票、印鑑証明などの各種証明書をコンビニで取得」(28.3%)、「確定申告のオンライン申請」(17.1%)などが上位に挙げられました。なお、20代の54.3%が「本人確認書類(身分証明書)として使用」と回答したそうです。
一方、「マイナンバーカードの活用方法として知らなかったもの」としては、「子どもの予防接種や検診歴をオンラインで確認する」(42.7%)、「子どもの予防接種や乳幼児健診のお知らせをオンラインで受け取る」(42.4%)、「児童手当の手続・保育所の入所申請など子育て関連の行政手続をオンラインで行なう」(41.4%)など、子ども様関連の項目が上位となり、マイナポータルの子育て関連の便利な機能は、まだ認知があまり高くことがうかがえたといいます。
マイナンバーカードを「確定申告のオンライン申請に使ったことがある」と回答した314人に、「作業時間はどの程度短縮されましたか」と聞いたところ、「10分以上30分未満」(31.1%)が最も多く、平均では「26.9分」短縮されたことが分かりました。
最後に、全回答者に「マイナンバーカードを取得して良かったと思いますか」と聞いたところ、51.1%の人が「良かった(非常に良かった16.3%、どちらかといえば良かった34.8%)」と回答。一方、「良くなかった」と回答した人は6.0%に留まっており、一定の支持は集めていることがうかがえたそうです。
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【出典】
▽株式会社ネオマーケティング
https://neo-m.jp/