情シス担当者が見たリテラシーゼロな人たち 「パスワードをPCに貼り付け」「ソフトを勝手にインストール」を超えた1位は

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情報システム担当部署に所属するみなさんは勤務先のオンラインセキュリティについてどのような意識を持っているのでしょうか。全国の20~59歳の会社員(契約社員、派遣社員含む)または公務員・団体職員で情報システム担当部署に所属する1000人に調査を実施したところ、勤務先のオンラインセキュリティ全般について4割の人が「不安を感じる」と回答しました。また、見聞きしたことがある勤務先の社員のトンデモ行動については、「業務と関係ないサイトを閲覧」「許可されていないソフトを勝手にインストール」などに回答が集まったそうです。

株式会社クオリティアが2022年7月に「オンラインセキュリティに関する調査」と題して実施した調査です。

まず、「勤務先のオンラインセキュリティについてどのくらい不安を感じていますか」と聞いたところ、40.0%の人が「不安を感じている(非常に不安を感じている+やや不安を感じているの合計)」と回答した一方で、60.0%の人は「不安を感じていない(全く不安を感じていない+あまり不安を感じていないの合計)」と回答、また、「メールのセキュリティ」については、41.4%の人が「不安を感じている(計)」と回答したそうです。

続いて、テレワークの推進で利用頻度が高まっているWeb会議システムやチャットのセキュリティについて、どのくらい不安を感じるか聞いたところ、「Web会議システムのセキュリティ」では、29.1%の人が「不安を感じている(計)」と回答。

また、「チャットのセキュリティ」では、30.6%の人が「不安を感じている(計)」という結果に。さらに、「社員のオンラインセキュリティ意識」については51.3%の人が「不安を感じている(計)」という結果になりました。

次に、「勤務先のウイルス対策について、どのくらい不足していると感じるか」を聞いたところ、75.4%の人が「不足していない(計)」と回答。また、「不正侵入対策」では、28.5%の人が「不足している(計)」と答えており、不正侵入防止のための対策をもっと充実させる必要があると考えていることがうかがえたといいます。さらに「情報漏洩対策」では、36.0%の人が、また、「災害などによる機器障害対策」では、42.0%の人がそれぞれ「不足している(計)」と回答したそうです。

勤務先のオンラインセキュリティ全般について不安を感じている人の割合を、オンラインセキュリティ対策の不足実感別にみると、「不安を感じている(計)」の割合は「ウイルス対策の不足を感じている人」では76.4%、「不正侵入対策の不足を感じている人」では75.1%、「情報漏洩対策の不足を感じている人」では73.6%、「災害などによる機器障害対策の不足を感じている人」では61.2%となりました。

また、「勤務先のオンラインセキュリティ対策として強化が必要だと思うもの」については、「パスワードを安全に管理する」(26.0%)、「ソフトウェアを常に最新にする」(23.4%)、「顧客データを安全に管理する」(21.3%)、「ユーザーごとに適切なアクセス権を設定する」(21.2%)、「データのバックアップ体制を構築する」(21.0%)といった回答が上位に並びました。

最後に、「見聞きしたことがある勤務先の社員のトンデモ行動」を聞いたところ、「業務と関係ないサイトを閲覧」(28.9%)、「許可されていないソフトを勝手にインストール」(23.1%)、「IDやパスワードのメモをPCに貼り付け」(22.4%)、「知らない相手からのメールのURLをクリック・ファイルを開封」(22.0%)、「社用端末を外出先で紛失」(19.9%)といった回答が上位に並んだほか、「外出先でPCを開いたまま席外し」(12.4%)、「私物のスマートフォン・タブレットに機密情報を保存」(12.2%)、「電車移動中にPC作業」(12.1%)などもTOP10にランクインしていたそうです。

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