京都・丹後にオープン「五感で味わうレストラン」がすごい 料理に合わせた映像や音楽「特別な日に楽しんでもらえる店に」

京都新聞社 京都新聞社

 京都府与謝野町岩滝出身の若手料理人が、京都府宮津市漁師の民家を改装し、映像と音楽で料理を彩るレストラン「fujiwara for elanvital(フジワラ フォー エランヴィタール)」をオープンした。「五感で味わうレストラン」がテーマで、「遊び心のある演出と料理で、特別な日に楽しんでもらえる店になれば」と願っている。

 東京都渋谷区のレストランでシェフを務める海洋高出身の藤原俊城さん(29)。独立を考えていた際、ふるさとに近い場所で希望に合った物件を見つけ、料理学校時代の知り合いでフランス料理が得意な森下健児さん(30)=宮津市漁師=をシェフとして招き、11月に開店した。

 メニューは10品のコースのみ。料理に合わせたプロジェクションマッピングや音楽、小物を使った遊び心あふれる演出を楽しめる。「天橋立」と名付けた料理は、竜をかたどったゼリーや野菜がのった皿に、藤原さんが制作した天橋立の映像が投影される。

 食材は同市上世屋のジビエや丹後の地魚など地元産にこだわる。藤原さんは「観光に訪れた人に、丹後の魅力を知ってもらえるような料理を提供したい」と話していた。

 1日1組で完全予約制。2~4人。コースは飲み物込みで1万5千円。予約は同店080(5732)5240。

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