「いつかお邪魔したい」「高級店のお料理かと思った」ーー心理の専門家でスクールカウンセラーとして働く「かほりめし」さん(@rachels___kitchen)がインスタグラムで公開する料理が話題です。
フォロワー「ほれぼれする」「天才なの?」
「料理はド素人です」というもののフォロワー数は1万人超。投稿するのは毎日の夫婦の食卓風景。テーブルにはピッツァマルゲリータの具で作ったというプレート料理「生マルゲリータ」や牛すね肉の赤ワイン煮込みの残りをリメークしたボロネーゼなどの手作り料理が並び、テーブルクロスやキャンドル、一輪挿しの花など、センスのいい小物も料理を引き立てます。
コメント欄には「素敵な食卓」「ほれぼれする」「センスが好き」「天才なの?」「いつもおしゃれ過ぎます」「本当においしそう」「毎日がクリスマスみたい」「憧れです」など、感嘆の声が寄せられています。
「私とは比べ物にならないほどすてきなお料理やインテリアがある中、私でいいのかな…」と謙遜するかほりめしさんに話を聞きました。
──料理歴は。
「料理はド素人です。一人暮らしがきっかけで料理を始めました。大学院を卒業後、24歳ごろからなので14年ほどです」
「20代の時のビストロやバー、レストランでのおいしくて美しい記憶から、自然と再現してるのかもしれません。料理本など読むことなく、調理のいろはは無視して、思うままに作っていくと面白く、料理がどんどん好きになりました」
──手料理を食べた人からの感想は。
「料理名のない料理を提供することが多いので『この組み合わせを思い付いたのすごい』『リメークとは思えない』。キッチンに立っている時間が少ないので『いつの間に?!』などが多いです。夫からは鶏料理やパスタが毎回びっくりされます」
実は「狭い狭い賃貸マンション」
──食卓の雰囲気もすてきです。
「撮影場所はいつもわが家のダイニングです。ドライフラワーやコルクバケツなど、キッチンカウンターのいろいろはほとんど自作です。テーブルクロスは好みの柄を布屋さんで購入し、切れ端は布用テープで貼っています。 こだわりがないことがこだわりかと。流行にとらわれず、出先でときめいたものや、直感に任せてそろえていたらこうなりました。インテリアなどに関しては、狭い狭い賃貸マンションで制限があるのでこれでも満足しているのですが、ひらめいたらもっと素敵になるかな…と」
過去の投稿の中で「わたしの中で唯一の趣味である料理は、現実を逃避させてくれたり、達成感を与えてくれます」とつづっていたかほりめしさん。今後もインスタグラムは続けるのでしょうか。
「もちろん続けます。力を入れずに『好きこそものの…』で料理が続けられることを広められたらうれしいです。料理に関しては、もっと幅広いハーブや食材を使いたいと思ってます。ただ『こんな風に』という形はないです。漠然としていた方が続けられる気がするからです」