寿司屋「人妻…お持ち帰りできます」!? 価格は420円から 気になりすぎるのぼり旗、意図をお店に聞いた

あさい あやね あさい あやね

「なんですって」と思わず言ってしまう衝撃ののぼり旗を写したツイートが話題を呼んでいます。注目の写真には、なんと「人妻…お持ち帰りできます」の文字が…。

ツイートをしたちゃちゃさん(@chacha_chaaaaaa)によると、撮影したのは佐賀県とのこと。どうやらこののぼり旗を出しているのは、「神埼やぐら寿司」(佐賀県神埼市)というお寿司屋さんのようです。お寿司に人妻…まったく謎が解けないので、「神埼やぐら寿司」さんにお話を訊きました。

実はスイーツを販売していて…

--変わったのれんが話題になっていますが、お寿司屋さんですよね?

「昭和39年創業の寿司店です。現在は主に3代目の佐藤大地(29歳)が寿司場をきりもりしていて、2代目佐藤浩二(53歳)は店主を務めております」

--なるほど。それであの、話題の「人妻」はどちらに…?

「あれは『人妻プリン』という商品ののぼり旗になります!」

--え!? 確かによくみるとプリンのイラストが!でも「人妻」と「プリン」ってますます訳がわからないのですが…。

「実は、寿司屋で作っている茶碗蒸しの技法を用いて、2代目の妻がプリンを提供し始めたのが開発のきっかけです。これが大きな人気を呼びまして…しかし、その後(2代目の)妻が大病を患い、販売は一時中止となりました。

その後、さまざまな治療を経た妻は職場に復帰し、無事にプリンは再販へ。この出来事を通じて、『妻だけではなく、佐賀には自営業を陰で支え頑張っておられる奥様方がたくさんいる。そんな人たちの推奨する素材やレシピを活かし佐賀の奥様方も応援しよう!』という考えに至り、『佐賀の人妻プリン』と命名しました」

--なんといい話。プリンにはそれぞれ奥様方の名前がついているんですね。

「7種類のプリンを6人の人妻が支えており、各プリンには素材やレシピにご協力いただきました奥様方の名前が付いております。みかん農家さんやお茶屋の大女将さんなど、メニュー開発時にも納得いく味を追求して頂きました」

--『真由美のカスタード』(420円)など、少し高級なお値段も納得のこだわりですね。

「少しお高いですが人妻に手を出すとお高くつきます…ってことで」

--ありがとうございました!

現在のラインナップは、『真由美のラムレーズン』(440円)、『陽子のクレメンティン』(450円)、『いづみのデカフェ』(450円)など全7種類。購入は店頭または「神埼市ふるさと納税」でできるそうです。プリン製造は15年以上にもなるというお寿司屋さんのプリン、ぜひ食してみたいですね。

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