「今日、動物病院の看護師さんから聞いた話。子猫が紐でぐるぐる巻きにされ木に吊らされていたのを子猫の悲鳴で気づいた方が病院に連れて来てくれた。そのままだったらカラスや他の害虫に攻撃され生きれていなかったと思うと。そういう事する奴がいる。早く残り2匹保護したい」
猫の虐待事件が起きたことをTwitter上でつぶやいた投稿が注目を集めました。投稿したのは、千葉県内に住むれんげさん(@8rjXhLaRHFwK9l2)。れんげさんによると、同県南部で紐でぐるぐる巻きにされて木に吊された子猫が見つかったとのこと。子猫の悲鳴に気付いた近所の住民が子猫を保護し動物病院に連れて行ったそうです。発見が早かったため、子猫の命に別条はなかったといいます。
「信じられない…何を思って、そんなことするんでしょうか」
「ひどい!大切な命をなんだと思ってるの…」
「なんて恐ろしい事をする人間が居るって許されないですね」
「罪のない弱い命達への動物虐待者は凶悪事件への前兆者です」
「こねこちゃん無事で良かったです」
「助けていただいてありがとうございました」
投稿には、多くの人から「許せない」と怒りの声や子猫の無事を喜ぶコメントなどが寄せられました。
投稿したれんげさんは、TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す)など猫の保護活動に取り組むボランティアさん。子猫の虐待事件が起きたエリアは、野良猫などの虐待が多いエリアだとか。今回の事件や過酷な環境で暮らす野良猫たちについて、お話を聞きました。
子猫の悲鳴に気付いた近所の住民が保護、すぐ病院へ…命に別条なし
──紐でぐるぐる巻きにされた上、木に吊されていたという子猫。発見が早くて良かったですね。
「はい。事件については、動物病院の看護師さんから聞きました。その病院にかかりつけの方が自宅近くで子猫の悲鳴のような声を耳にして、辺りを見回したら紐でぐるぐる巻きにされて木に吊るされていた子猫を見つけたそうです。びっくりしてすぐに木から下ろし、病院へ連れて行ったとか。また子猫は生後2カ月くらいだったとのことです」
──子猫はどうなりましたか?
「子猫は入院をし、既に退院されているようです。退院後は助けた方が引き取ってくれると聞きました」
──事件現場には母猫はいたのでしょうか…。
「母猫らしき猫はいなかったそうです。私としては、そんな人が近くにいるなら現場近くの子猫たちも保護しなくてはと思いました」
──猫の虐待が多いエリアとのことですが。
「虐待は多いようです。最近でも、紙袋に入れられ捨てられていた猫がいたと聞きました。また看護師さんの話だと、こういうことは残念ながらよくあるそうで…虐待以外にも野生動物に襲われたりと、特に野良の子猫たちが生きていくのは過酷だと思います。私がこれまで見て来た野良の子猫たちは、5匹生まれても1年後には2匹残っていればいい方です。
今回吊るされた子猫を保護した方は私たちのようなボランティアではなかったのですが、本当にたまたま見つけてひどいことをする人がいるんだなと、悲しくなったといいます…」
また今回の虐待事件については、子猫を保護した人が警察に通報したということです。