「ランチミーティングは嫌い」およそ7割…「緊張してご飯が美味しくない」「休憩時間くらい一人になりたい」

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ランチを食べながらフランクに話し合えるランチミーティング。一方で「ランチは一人で楽しみたい」という人もいるのではないでしょうか。ランチミーティングをしたことがある全国の男女500人(女性283人・男性217人)に、ランチミーティングについて聞いたところ、およそ7割の人が「ランチミーティングは嫌い」と回答しました。具体的な理由としては、「ゆっくり休憩・食事したい」が最多だったそうです。

株式会社ライズ・スクウェアが運営するWebメディア「RS MEDIA」が、2022年7月に「ランチミーティングに関する意識調査」と題して実施した調査で、10代(0.4%)、20代(21.8%)、30代(44.8%)、40代(21.2%)、50代(10.4%)、60代(1.4%)の人が回答しています。

同調査によると、「ランチミーティングは嫌い」(27.4%)と「どちらかといえば嫌い」(40.6%)を合わせて68.0%の人が「ランチミーティングは嫌い」と回答。一方、「ランチミーティングは好き」(10.4%)、「どちらかといえば好き」(21.6%)を合わせて32.0%の人が「ランチミーティングは好き」と回答しました。

また、「ランチミーティングが嫌いな理由」については、「ゆっくり休憩・食事したい」(38.8%)が最多に。次いで、「食事中は仕事を忘れたい」(17.9%)、「会議も食事も中途半端になる」(12.4%)といった回答が上位に並んだほか、回答者からは以下のようなコメントが寄せられました。

▽緊張してご飯が美味しくないからです(24歳男性/アパレル会社の企画職)
▽休憩時間くらいは一人になりたいし、仕事から離れたい(36歳女性/工場の事務職)
▽食事しながらミーティングすると集中できない。また食べながら喋るのは行儀が悪く、大人として恥ずかしく感じる(40歳男性/自動車機器メーカーの管理職)
▽ゆっくりランチしたいのに、仕事の話でストレスがたまる(44歳女性/旅行会社の事務職)
▽食事しながらだと、資料も広げられない(46歳女性/IT企業の技術営業職)

一方、「ランチミーティングが好きな理由」については、「リラックスして発言できる」(56.9%)がダントツで1位に。以下、「上司・同僚と交流できる」(15.6%)、「時間を有効活用できる」(8.1%)、「美味しいものが食べられる」と続いたほか、回答者からは以下のようなコメントが挙げられました。

▽時間を効率的に使えること。上司のスケジュールは埋まっていることが多いので、ミーティングしながら食事も済ませられれば、上司も「その方がありがたい」という感じです(27歳女性/Web関連企業の営業職)
▽通常のミーティングよりもリラックスした状態でできるため(31歳男性/外資系アパレルの店長)
▽ランチの時間が決まっているので、ミーティング自体が長引かない。サクサクと話を進められるので好きです(35歳女性/アプリ制作会社の営業事務)
▽自分で食べに行くよりおいしいものが食べられるからです。会社での打ち合わせより話しやすく、打ち解けやすくなる点もいいと思います(47歳女性/リフォーム会社の事務職)
▽仕事のことを職場外で話し合うと、よい提案が思い浮かぶこともあるから(50歳男性/旅行会社の営業職)

次に、「ランチミーティングの場所」を聞いたところ、「社外の飲食店」(50.0%)、「社内の会議室」(43.4%)、「社員食堂」(4.4%)という結果に。また、「ランチミーティングの費用」については、「会社または上司もち」が53.4%、「自腹」が46.6%となっていたそうです。

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調査を行なった同社は「『メモをとらなくていい議題を選ぶ』『上司や役員が率先してフランクな雰囲気をつくる』などの工夫をすれば、『リラックスして話せる』『新しいアイデアが浮かぶ』などのメリットにつなげられるのではないでしょうか」と説明する一方で、「『別に休憩時間を設けて、ランチミーティングは業務として行う』というケース以外では、参加したくない人を無理やり参加させないことも大切です。また、お店やデリバリーの選び方についても『アレルギーや食べられないものがある』という人に配慮が必要です」とも述べています。

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