学生の仕送り額 毎月5万~7万円未満」が最多 6割以上が「不足」と感じている

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みなさんは、学生時代に家族から仕送りをしてもらったことはありますか。一人暮らしにおける生活費などの面で仕送りは有り難いものだったのではないでしょうか。全国の学生の男女100人に聞いたところ、毎月の仕送り額については「5万~7万円未満」が最多となりました。その一方で「仕送り額に対する感想」を聞くと、約6割以上の学生が「不足」と感じていることがわかったそうです。

株式会社キュービックが、銀行ローンの一括提案依頼サイト『ロンたす』にて2022年6月に実施した、「仕送りに関する意識調査」です。

はじめに、「仕送りをもらったことはありますか」と聞いたところ、47人の学生が「ある」と回答しました。一方で、「ない」と回答した53人のうち、自宅からの通学していたのは38人で、自宅外からの通学でも15人が仕送りがない状態でした。

「毎月の仕送り額」については、「5万円~7万円未満」(12人)が最も多く、次いで、「3万円~5万円未満」(9人)、「9万円~12万円未満」(8人)、「1万円~3万円未満」(6人)、「15万円以上」(5人)といった回答が上位に並びました。

続いて、「アルバイトはしていますか」と聞いたところ、95人の学生が「している」と回答。なお、「していない」と回答した5人のうち、1人は自宅外からの通学だったそうです。

なお「仕送り額に対する感想」を聞いたところ、最も多かったのは「感謝しかない」(39人)でした。また、19人が「十分だった」とする一方で、「足りなかった」「趣味や遊びを控える必要があった」(いずれも11人)、「バイト時間を増やさざるを得なかった」「食費を抑える必要があった」(いずれも9人)という回答続きました。なお、仕送りをもらったと回答している47人のうち、「十分だった」と回答した学生が19人に留まったことから、残り28人(約6割)は、仕送り額の不足など、何かしら我慢を強いられていることが窺えたといいます。

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調査を行なった同社は、「文部科学省など教育関連機関によって、教育費に関連した平均額が発表されています。しかし、これは学費や教科書代など教育に直接関係する費用(教育費)のことであって、自宅外から通うための家賃や光熱費といった生活費は含まれていません」と説明。

「教育ローンを組む際は、こうした生活費も考慮する必要があります。子どもを他県の大学に進学させたもののアルバイトをするばかりで学習時間は削られる一方、といった本末転倒な状況を生み出さないよう、ローンを組む際は、事前にしっかりと必要な費用を算出し検討することをおすすめします」と述べています。

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