日本でもキャッシュレス化の普及が徐々に進み、割り勘もキャッシュレスで行えるようになっています。15歳以上の男女645人を対象に「キャッシュレス割り勘に関する意識調査」を行なったところ、4人に1人がキャッシュレス割り勘を利用したことがあることが分かりました。また、「PayPayの個別送金」が最も多く利用されていることが分かったそうです。
株式会社エイチームライフデザインが運営する「ナビナビ」が2022年5月に実施した調査です。
「代表者(まとめて支払ってくれる人)に割り勘した金額を渡す際、キャッシュレスを利用したことがありますか?」と尋ねたところ、25.4%の人が「はい」と答えました。
「はい」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのが「支払いまでの流れをスムーズにしたかったから」で45.1%でした。次いで「計算する手間を省きたかったから」が33.5%となりました。以下、「メインの決済手段がキャッシュレス決済だから(11.6%)」、「きっちりと分けたかったから(8.5%)」と続きました。
一方で、「いいえ」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのが「メインの決済手段が現金だったから」で47.0%でした。続いて「送金方法や支払い方法がよくわからなかったから」が33.7%となりました。
「メインで利用している決済手段は何ですか?」と質問したところ、最多が40.5%の「クレジットカード」、次いで36.3%の「現金」、3番目に16.9%の「スマホ決済」という結果に。
「どういった相手に割り勘を希望しますか?」と尋ねたところ、「仲の良い同性の友達」が60.8%で最多となり、以下、「特に決まっていない(30.9%)」、「仲の良い異性の友達(20.3%)」と続きました。
また、「実際はどういった相手と割り勘をしていますか?」と尋ねたところ、「仲の良い同性の友達」が61.6%で最多となり、以下、「特に決まっていない(27.9%)」、「仲の良い異性の友達(18.1%)」と続きました。
キャッシュレス割り勘の決済方法を利用している人に、その方法を尋ねたところ、「PayPayで個別に送金/受取」が最も多く34.1%でした。次いで、「PayPayのわりかん」が18.9%でした。以下、「LINE Payの割り勘(13.4%)」、「楽天ペイのセルフ(9.1%)」、「ネットバンキングで口座振込(6.1%)」などと続きました。
また、「キャッシュレス決済の割り勘機能で便利だと思う点を教えてください」と質問したところ、以下のような回答がありました。
▽自分で計算をする必要がない(70歳/女性)
▽一円単位で送金できること(28歳/男性)
▽お釣りが合わないとか小銭が足りないとかで揉めないのが良い(53歳/男性)
▽すぐに支払えるから(67歳/男性)
▽記録が残る(36歳/女性)