お給料が増えないなら節約するしかないと分かっていても、現実はなかなか大変ですよね。そこで、全国の男女500人(女性334人/男性166人)を対象として「節約しているもの」について調査したところ、ダントツの第1位は「食費」でした。また、実際に節約できた金額は、年間「1万円〜2万円」がもっとも多かったそうです。
保険マンモス株式会社が2022年3月に実施した調査で、おもに31~40歳(41%)、41~50歳(25%)、20~30歳(20%)、51~60歳(12%)の人が回答しています。
「何を節約していますか」と聞いたところ、最も多かったのは「食費」(377人)でした。次いで、「水道・光熱費」(200人)、「通信費」(173人)、「日用品」(167人)、「衣類」(153人)といった回答が続きました。具体的な節約術についてのコメントは以下の通りです。
【多かった回答】
▽携帯電話を大手キャリアから格安スマホにした
▽できるだけ外食をやめて自炊をするようにした
▽お昼はできるだけお弁当をつくるようにした
▽スーパーでの買い物は必要なものだけを買う
▽食品の買い物を週に一回のまとめ買いにした
▽自動車保険・住宅ローン・生命保険・電力会社の乗り換え
【ためになる具体的な節約術】
▽キャンペーンごとにキャッシュレス決済を使い分けて支払う
▽d払い+dカード+dポイントカードでポイント三重取り
▽楽天銀行、楽天証券、楽天クレジット、楽天ペイで楽天ポイントを大量に取得して、そのポイントで色々とまかなう
▽照明器具をすべてLEDに交換
▽クレジットカードの一本化
▽シャワーヘッドを節水のものに取り替える
▽トイレの便座の保温をやめて、便座カバーをつける
▽子供が水を出しっぱなしにするので、洗面台の下の元栓を軽く締め、水量が出ないようにしている
▽太陽光でお湯が沸くグッズを購入し、晴れの日にはベランダでお湯を沸かしている
▽肉類、米、酒類はふるさと納税で手に入れる
▽電気とガスを一つの会社にまとめた
▽自家用車を売却し、カーシェアへ変更。車検や保険、駐車場代が減った
【少数回答でも気になるもの】
▽推しのお笑い芸人のライブの遠征に行くのをやめた
▽アンケート回答でポイントを貯めて食費に当てた
▽スーパーに行く回数を週1回に減らした
▽服をセールで衝動買いするのをやめ、高くても気に入ったものを長く使うように変えた
▽10年近く使ったエアコンと冷蔵庫を最新のエコなものに買い替えた
▽井戸水利用で水道代が浮きました!
▽生命保険を辞めた
▽お腹がすいているときには、スーパーへは行かない
次に「実際に節約できた金額(年間)」を聞いたところ、最も多かったのは「1万円~2万円未満」(17%)でした。次いで、「3000円~5000円未満」(13%)、「3万円~5万円未満」「5万円~10万円未満」(ともに12%)、「1000円~3000円未満」「2万円~3万円未満」(ともに10%)といった回答が続きました。
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調査を行った同社は、「安い物を買うのが節約なのではなく、無駄なことにお金を使わないのが本当の節約です。お金が貯まる人は何でもかんでもケチっているのではなく、自分にとって価値があると思えばそこにお金をかけます。安い物を買って得をしたと思っていたら逆に損をしていたというケースは多いので、支出に関して自分なりの基準を持ってお金を使いましょう」と述べています。