鍋用に買った生タラバガニを茹でて殻をむいたところ、もう一つのカニの殻が現れた! そんな体験を紹介したXの投稿に、多くの反響が寄せられました。投稿したのは、北星鉛筆株式会社で働く杉谷龍一さん(@kitaboshi_)。1200円で購入したタラバガニを調理した際に起きた思いがけない出来事に、「すげーーー」「めっちゃレア!!」といった驚きの声が上がりました。
その日、スーパーで買い物をしていた妻から、「安い生タラバガニがあるけど買っていい?」と連絡があったそうです。杉谷さんは「買ってみたらいいんじゃない」と返事。その後、実際に買ってきたカニを見て、まずその大きさに驚いたといいます。
「意外とデカくて、鍋に入るかな?と思いました」
普段はボイルされたタラバガニを買うことが多いという杉谷さんですが、今回の生のタラバガニは見た目から少し違っていたそうです。
「トゲがすごくて、持つのが大変なくらいでした」
見た目がいつものタラバガニと違っていたため、画像検索もしてみたところ、花咲ガニと表示されたそうです。ただ、実際の見た目はそれとも違うように感じたため、詳しい人がいるかもしれないと思い、Xに投稿したといいます。
カニは丸ごと茹で、粗熱を取ってから殻をむき始めました。最初に気になったのは、お腹の「ふんどし」と呼ばれる部分。そこにはミソのようなものがたくさん詰まっていて、外すのに少し手間取ったそうです。
ふんどしを外し、お尻側から甲羅をめくろうとしたとき、杉谷さんは違和感を覚えました。
「甲羅が薄い」
その薄さは、居酒屋で出てくるカニグラタンの殻くらいだったそうです。おかしいと思いながらさらに殻をはがしていくと、中から思いがけない状態のカニが現れました。
「普通ならミソが出てくるはずなのに、さっき見たような真っ赤なカニが中から出てきたんです」
あまりの珍しさに、思わず手を止めて家族を呼んだほどだったといいます。
「こんなのある?」
初めて見る状態に驚きつつ、杉谷さんは少しだけ身をちぎって口に入れてみました。ところが、見た目とは違って柔らかくはなく、そのまま食べられる状態ではなかったそうです。
そこで頭に浮かんだのが、「脱皮」の可能性でした。テレビなどで見る脱皮直後のカニとは少し違うものの、殻になる直前の状態ではないかと考えたといいます。
足の部分も同じように二重構造になっていました。外側の殻をむいてもそのままでは食べられず、さらに下の殻をハサミで切ると、中にいつもの身が入っていたそうです。
「かなり面倒くさかったけど、味は甘くておいしかったです」
殻が二重になっていたため、テレビで見るように足の身へそのままかぶりつく食べ方はできず、ほとんどがほぐし身になったといいます。その日は味見だけにして、翌日に手巻き寿司やカニ軍艦にして楽しんだそうです。
投稿には多くの反響が寄せられ、中にはカニの問屋からのコメントもありました。
「ここまでのものは見たことがない」
その言葉を見て、杉谷さんもあらためて珍しい状態のカニだったのだと実感したといいます。今回の出来事を振り返り、最後はこう話していました。
「ハズレではなく当たりだと思ってます」